医学・医薬に特化したAI翻訳エンジン「SciLingual」とは?

株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)が独自に構築したAI翻訳エンジン「SciLingual」は医学・医薬に特化したAI翻訳エンジンです。
では、実際にどのような分野のデータを学習し、どのようにして医学・医薬分野に特化した翻訳を実現しているのでしょうか。

本記事では、「SciLingual」エンジンについて詳しくご紹介いたします。是非最後までご覧ください。


専門性の高い学習データを基に構築

SciLingualエンジンはサイエンス(科学)とマルチリンガル(複数言語話者)を組み合わせて「サイリンガル」と命名されました。
そして、その名が示す通りSciLingualエンジンはサイエンス(ライフサイエンス)の分野に非常に強みがあるAI翻訳エンジンとなっています。

実際の翻訳例でご紹介

下記は、治験関連文書の翻訳例(和訳)です。

Google翻訳では「site」が「サイト」と訳されるのに対し、SciLingualエンジンでは「実施医療機関」と、より専門的かつ適切な表現に自動変換されます。また、「IP」もGoogle翻訳ではそのまま「IP」となりますが、SciLingualエンジンでは「治験薬」と正確に訳出します。

これはあくまで一例ですが、SciLingualエンジンはライフサイエンス分野特有の用語や表現にも対応し、専門家が求める精度と品質を実現しています。

多様な現場での活用実績

SciLingualエンジンは、医薬品開発や臨床試験に関わるさまざまな文書の翻訳にご活用いただいています。英語から日本語への翻訳はもちろん、日本語から英語への翻訳も高精度で対応可能。専門性が求められる現場で、多くのお客様から高い評価をいただいております。

治験実施計画書(プロトコール)の翻訳で

SciLingualは治験実施計画書の翻訳でも活用されています。英語から日本語への和訳。日本語から英語の英訳。いずれの場合であっても変わらずに高精度な翻訳を実現します。

https://note.asca-co.com/n/ne56da22a65d2


CTD(Common Technical Document)の翻訳で

SciLingualエンジンはCTDの翻訳でも活用されています。日本語から英語の英訳。英語から日本語への和訳。いずれの場合であっても変わらずに高精度な翻訳を実現します。

https://note.asca-co.com/n/n1015ed850b32

アンジェス株式会社様の事例では、ハッチンソン・ギルフォード症候群の治療薬である「ゾキンヴィ」の申請の際のCTD翻訳でも活用されました。

https://note.asca-co.com/n/n31a0ffbe3ea0


同意説明文書(ICF)の翻訳で

SciLingualエンジンは同意説明文書の翻訳でも活用されています。日本語から英語の英訳。英語から日本語への和訳。いずれの場合であっても変わらずに高精度な翻訳を実現します。

https://note.asca-co.com/n/n042e630b1b56


CIOMSフォームの翻訳で

SciLingualエンジンはCIOMSの翻訳でも活用されています。日本語から英語の英訳。英語から日本語への和訳。いずれの場合であっても変わらずに高精度な翻訳を実現します。

https://note.asca-co.com/n/n1cd809b7f142

住友ファーマグループのSMPアソシエ株式会社様には、外注翻訳・社内翻訳の両方においてSciLingualエンジンをご活用いただいております。

https://note.asca-co.com/n/nedf9d20bcf3a


メディカルライティングで

SciLingualエンジンはメディカルライティングの分野でも幅広くご活用いただいています。たとえば、グローバルで作成された英語版CTDを基に日本語版CTDを作成する際の下訳として。
また、日本語で作成した原稿を英語資料へと翻訳する際のサポートツールとして、多くの医薬・ライフサイエンス関連企業様にご利用いただいております。


さらに、会社毎のカスタマイズも

SciLingualエンジンの最大の特長のひとつは、企業ごとにカスタマイズが可能である点です。お客様ごとの専門用語や表現、社内ルールに合わせてエンジンを最適化できるため、より精度の高い翻訳をご提供できます。

実際のカスタマイズ事例として、中外製薬株式会社様とは共同で治験実施計画書(プロトコール)の和訳に特化したAI翻訳エンジンを構築し、翻訳時間を従来比43%削減することに成功しました。

https://note.asca-co.com/n/nd223fa0c35c7

このほかにも、CMC分野における英語版CTDを基に日本語版CTDを作成するため、あるいはグローバル展開を見据えた翻訳体制強化のためなど、さまざまな目的でカスタマイズ翻訳エンジンのご依頼が増えています。

自社専用のAI翻訳エンジンの構築をご検討中の方は、ぜひアスカコーポレーションまでお気軽にご相談ください。無料のお試し構築も承っております。


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