投稿者: demo

  • 翻訳祭(オンライン)に初参加して

    こんにちは。プロジェクトコーディネーターのMです。
    翻訳祭オンラインが開催され、興味深いテーマの講演が多数開かれておりました。
    その中で、最終日に聴講したテーマについてご紹介したいと思います。

    セミナータイトル

    PC&Webを活用してChatGPTを徹底解説!世界最高水準のAI技法を習得し至極のテクニックを入手(スポンサーセミナー)

    プレゼンター
    冨田 淳二氏(株式会社サン・フレア サン・フレア アカデミー講師、翻訳・教育コンサルタント)

    概要

    ChatGPTをあらゆるシーンで最大限活用するテクニックが紹介されていた。翻訳利用では、自分が作成した英文を、より自然な、より文法に適した表現に、それも解説付きで修正してくれるテクニック、さらには、文書内の専門用語をピックアップし、それぞれの対訳、用語の解説をまとめた用語集を自動で作成してくれる画期的かつ実用的なシステムが紹介されていた。その他、インターネット上のリンクを指示し要約してくれることや、難解な数学問題などを回答してくれるなどが紹介されていた。

    感想

    ASCAで翻訳物を扱うコーディネーターとして、ChatGPTというAIテクノロジーの驚異的な進化を目の当たりにし、翻訳利用をはじめとした実用性にある種の感動を覚えた。人が蓄積できる知識量とは圧倒的に異なる知識を活用するChatGPTではあるが、翻訳において人手翻訳と対立関係にあるのではなく、むしろそれぞれの足りない点を補いながら「言葉」を紡ぎ、世界をつないでいく未来であってほしいと切に願う。

    (文・M)

  • 翻訳祭に参加して

    こんにちは。プロジェクトコーディネーターのWです。
    本日最終日を迎える翻訳祭ですが、
    先月末に行われた4年ぶりの会場開催に初めて参加してきました。

    普段なかなか触れ合う機会の少ない
    異なる分野で活躍される翻訳者さんとの交流や、
    多様なテーマを扱ったセミナーはコーディネーターとして学びを得ることが多かったです。

    その中で聴講したセミナーをご紹介します。

    翻訳チェックをしよう。

    【プレゼンター】産業翻訳者(英和・和英) WildLight開発者 齊藤 貴昭氏
    【概要】
    「翻訳品質保証」の考え方より、「翻訳チェック」に焦点を絞って
    お客様にミスのない翻訳を提供するために、
    どのようなチェック項目を実施するかを解説。

    品質を維持するために重要なのは、完璧できれいな翻訳ではなく、
    クライアントと同じ完成図をイメージした翻訳であることを
    意外と見落としがちだなと思いました。

    そのためにコーディネーターとしてできることは、
    翻訳者やチェッカーの方に参考資料の立ち位置を明確化してあげることで
    品質の維持がしやすくなるのではと考えさせられました。

    アーカイブでも配信されていますので、
    翻訳祭ご参加の方はぜひ視聴してみてください。

    文:W

  • 第32回翻訳祭ルポ【その2】

    こんにちは!翻訳コーディネーターのMです。
    現在オンラインでも開催中の第32回翻訳祭。
    10月27日(金)に行われた現地会場開催参加してきました!

    翻訳祭に初めて足を運んだ感想を、少しでもお届けできればと思います。

    オンラインと異なるラインナップのセミナー

    現地で開催されたセミナーは、オンラインのものとはまた違ったラインナップでした。
    アーカイブで配信されてるものもありますが、中には当日限定の講演もありました。
    その中で、私が参加したものをご紹介します。

    「日本語翻訳の重要性を言語権から考える」
    【プレゼンター】HALライティングカレッジ代表、英日日英翻訳者 豊田憲子氏

    本セミナーでは「言語権」にフォーカスをあて、
    広く一般に利用される機会の増えたAI翻訳と
    翻訳者や翻訳会社はどう向き合っていくかを解説した内容でした。

    AI翻訳との今後の付き合い方を、
    稀少言語である日本語と言語権という切り口から解説した興味深いセミナーでした。
    どんどん便利なツールへと進化するAI翻訳をきちんと使いこなすには、
    私たち自身がリテラシーをきちんと身につけることが重要であること。
    そうすることで、私たちの母語の未来を守ることに繋がると改めて認識した内容でした。

    様々な想いに触れた交流パーティー

    セミナーが全て終了した後に行われた交流パーティーでは、
    翻訳者、翻訳会社、業界関係者で大変な賑わいでした。
    異なる分野で活躍する翻訳者の方とお話しする機会もありましたが、
    「こうしたい!」という軸を確かに持って想いを語られる姿は
    普段PCの向こう側では想像のできない姿だなあと感じました。

    初めて現地開催に参加した翻訳祭で、
    異なる分野で活躍する方とも交流を得られたのは、とても新鮮でした。
    現地開催で得られた気づきを、業務でもぜひ活かしていきたいです。

    文:M

  • 航空機のパイロットから翻訳業界へ -ASCA新入社員紹介-

    今回は株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)の9月入社の新入社員の紹介記事を公開します。
    ASCA社員は個性豊かです。是非、最後までご覧いただけましたら幸いです!

    それでは、自己紹介をお願いいたします。

    はじめまして、K.Katoと申します。
    出身は兵庫県でニュージーランドに1年、アメリカに13年間住んでいました。幼少期から飛行機が大好きだったことより、以前は小型飛行機のパイロットをしていました。

    当時操縦していた飛行機

    ASCAに入社した理由は何ですか?

    外国に長期間住んでいたことから、英語に携わる仕事が出来る通訳や翻訳関係に興味をもっていました。
    また家族に医療関係者が多く、医療分野にも興味を持ち、医療と翻訳関係の仕事を探していた中でASCAの事を知りました。
     
    コアバリューである「過去にとらわれず、果敢に挑戦し続けます」という言葉と「未経験でもチャレンジ意欲を応援したい」という風土が、これまで私が目指してきた「現状に満足せず、常に学び続ける姿勢」に当てはまり、ASCAでなら人として社員として成長できるのではないかと強く感じ入社しました。

    入社してから感じたことは何ですか?

    医療知識が全くない所から、研修で医療用語や専門用語が飛び交う日々は挑戦的でした。
    新たな分野の知識を基本的なところから学べる点はとても貴重な経験だと感じています。専門性の高い知識と様々なバックグラウンドを持ち合わせたアドバイザーや上司からの講義も興味深い内容ばかりです。
    実務が始まり、新しい知識と共に常にコミュニケーションスキル、マルチタスク、正確性、管理能力、
    タイムマネージメントが必須であると日々感じています。
    学びに終わりはないと再認識するとともに、日々様々な事に挑戦させていただき、周りの社員と助け合えるチーム力溢れる社内環境で業務にあたっています。

    今後、ASCAでやっていきたいことは何でしょうか

    まずは早く医療専門用語や知識を高めるとともに医療英語の力もつけ、いずれ社員にビジネス英語や医療英語を高める勉強会ができ、チームを明るく引っ張って行ける存在になりたいです。
    飛行機の操縦免許を所有しているので、いつか会社で自家用機の専属パイロット兼PMの二足の草鞋を履ける人材を目指し日々自己研鑽に励みます!

    一緒に成長できる社員を大募集しています。
    私たちASCAは、医薬・ライフサイエンス分野における、Total Solution Provider No. 1を目指しています。その実現に向けて、広くさまざまな経験やバックグラウンドを持った人材と働きたいと考えています。

    https://www.asca-co.com/recruit/index.html

  • これまでのAI翻訳Webinarのまとめ

    これまで株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)が開催しましたAI翻訳関連のWebinarについて下記にまとめました。
    ASCAは、これからもAI翻訳関係のWebinarを開催してまいります!

    各Webinarの内容についてのお問合せもお待ちしております。

    ASCA Informational Translation Technology (AITT) 第1回MTセミナー 「AIを使った治験実施計画書(プロトコール)の翻訳」

    日時:7月7日(水)14:00-14:45
    このシリーズでは、AIを導入した機械翻訳を医薬品開発業務に取り入れ、活用していくためのメソッドを考えます。第1回は、治験に用いる資材の中でも代表的な文書である治験実施計画書の翻訳を取り上げ、AI翻訳によって何ができるのか、何が変わるのかをご紹介します。
    ・AI翻訳の性能と限界
    ・AI翻訳を効果的に使うには
    ・治験実施計画書の翻訳のための最適化
    ・質疑応答


    ASCA Informational Translation Technology (AITT) 第2回MTセミナー 「AIを使ったCTD翻訳とフォーマティング」 

    概要
    英語版CTDから日本語CTDを作成する場合、大量の翻訳や用語・書式合わせなど、多大な時間と手間、知恵と経験を要します。そうした実情の中、AI翻訳を取り入れ、機械で作業可能なものは機械で賄うことで、従来必要だった手間と時間を大幅に削減することが可能になりました。今回のセミナーでは、AI翻訳とCAT Tool(翻訳支援ツール)を組み合わせ、AI翻訳を効果的に使用する方法を紹介します。また、AI翻訳を使用する際にファーマティングの側面で注意すべきポイントをご紹介いたします。
    対象:CTD作成にかかわる製薬メーカー、CROの皆様

    プログラム
    第一部:「AI翻訳を取り入れたCTD翻訳」
    講 師: 株式会社アスカコーポレーション 佐藤直人
    英語CTDから日本語CTDを作成する際に発生する和訳業務に関し、AI翻訳活用のポイントと実例(CTD臨床パート)を紹介します。
    ・CTD翻訳作業の現状
    ・AI翻訳への期待と限界
    ・AI翻訳の効果的な活用:CAT Toolの使用
    ・AI翻訳の効果的な活用:前処理と後処理
    ・品質基準への合意
    (※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)

    講師の佐藤 直人

    第二部:「AI翻訳ドキュメントにおいて、eCTD作成の電子的観点から注意すべきポイント」
    講 師:イーサ株式会社 業務本部 マネージャー 鈴木玲央 氏
    AI翻訳後の資料において、eCTDに含める際に気を付けるべきポイントを編纂業務の観点から考えます。
    ・AI翻訳後の資料について
    ・AI翻訳利用時に注意すべきWordのチェックポイント
    ・Word作成時のエラーが、eCTD編纂に与える影響
    (※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)


    AITT第3回MTセミナー 「医薬特化型の日中リレーAI翻訳で中国でのビジネスをサポート」

    概要
    日中のAI翻訳は汎用型のものが存在する程度で、医学・製薬を含む専門分野での精度はまだ十分ではありません。そこで、ASCAとゴールデンブリッジ社は共同で、英⇔中の医薬専用AI翻訳と英⇔日の医薬専用AI翻訳をリレーすることにより、専門性の高い日中翻訳案件にも対応可能なMTを開発しました。ただ2つのAI翻訳を連結するだけでなく、精度を高めるための工夫も行っており、その独自技術も一部紹介します。
    対象:中国展開を進めている/実施予定の製薬メーカー、CROの皆様
    プログラム
     講 師: 株式会社ゴールデンブリッジ 石田 慎介氏
     内 容: ・日中リレーAI翻訳の仕組み
          ・リレー翻訳の課題と克服のための取り組み
          ・日中リレーAI翻訳の性能・使用例
          ・質疑応答
    (※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)


    「医学・医薬に特化したAI翻訳の実力、効果的な使い方」

    概要:
    製薬関連企業の開発担当者様、研究者様にとって、海外情報の収集や、外国語を使っての資料作成は時間を取られる業務の1つです。「そのまま使いたい(精度を上げてほしい)、カスタマイズしてほしい、学習させたい、ポストエディットをしてほしい、などというお客様の期待に応えるために、数年前から独自データを作成し、機械学習、オリジナルのAI翻訳を研究開発・活用してきました。昨今の医薬業界のAI需要拡大を受け、この度「医薬特化AI翻訳プラットフォーム”AIKO SciLingual”(アイコ サイリンガル)」をリリースいたします。
    “AIKO SciLingual”のリリースを記念して、最先端翻訳研究家、立教大学山田優教授をお迎えして、世界のAI翻訳の実力、医薬・製薬業界特化AI翻訳の実力、効果的な使い方について紹介いたします。

    対象:
    ・製薬メーカー、CROの皆様
    ・DXのご担当者様
    ・既に別AI翻訳システムを導入されている方

    内容:
    ・第一部:AI翻訳の実力、効果的な使い方とセキュリティ
    ・第二部:医薬特化AI翻訳プラットフォーム”AIKO SciLingual”のご紹介
    ・質疑応答

    講師:立教大学 異文化コミュニケーション学部 教授 山田 優 氏
    一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT) 理事
    東京都出身。米国ウエストバージニア大学大学院修士(言語学)。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科 博士(異文化コミュニケーション学/翻訳通訳学)。 フォードモーター社内通訳者、産業翻訳者を経て、株式会社 翻訳ラボを設立。日本通訳翻訳学会理事歴任。一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)理事。
    著書:「自動翻訳大全 終わらない英語の仕事が5分で片づく超英語術 (ENGLISH HACKER’S HANDBOOK)」三才ブックス
    (※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)

    講師の山田優氏

    中国語医学・医薬特化型AI翻訳の活用 中国ビジネス最前線 ― AIKO SciLingual セミナー

    中国市場をターゲットにAI自動翻訳を活用
    中国市場でビジネスを行う場合、最新情報は中国語で公表されることがほとんどであり、論文掲載や申請などにも中国語への翻訳が不可欠です。
    2016年のニューラルMTの登場により、AI翻訳の品質が劇的に向上したことで、グローバルに事業を展開している製薬メーカーやCROではAI翻訳の導入が進みました。しかし、英語・中国語間の翻訳に比べて、日本語・中国語間の精度は十分とは言えず、使いにくい状況が続いてきたのではないでしょうか。
    そこで、ASCAとゴールデンブリッジ社は共同で開発を行い、医学・製薬専門領域の中日翻訳案件に対応可能なAI自動翻訳を開発しました。本セミナーでは、日本語・英語・中国語のそれぞれの翻訳精度や、活用事例を紹介させていただきます。
    開催日程
    日時:2022年3月23日(水) 14:00~14:45
    形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)
    内容・対象の皆様
    第1部:中国語医学・医薬特化型AI翻訳の活用 中国ビジネス最前線
    講師:株式会社ゴールデンブリッジ 石田 慎介 氏
    第2部:AIKO SciLingual サービスご紹介・Q&A
    担当: 早川威士
    ◆こんな方に:
    ・医薬品開発に関する中国の最新動向を確認したいお客様
    ・中国からの翻訳引き合いが発生しているお客様
    ・中国語翻訳にAI自動翻訳を取り入れたいお客様


    日中医薬ビジネスにAI翻訳は有効か? 医薬・医療機器の承認申請プロセスの現場から

    医薬・医療機器の中国での承認、または日本への導入が進む中、規制、プロセスの違いだけでなく、言葉の壁は大きな障壁の一つである。申請のスピードアップ、コスト削減、完成度の向上を図るため、中国CRO、日本での中国進出を支援するお二人に、医薬・医療機器の申請資料の翻訳体制、申請事情などについてお話を伺い、医薬に特化したAI翻訳エンジンが、医薬・医療機器メーカのグローバル展開を支援する可能性を探る。
    開催日程
    日時:2022年4月20日(水) 14:30~16:00
    形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)

    プログラム
    1. 中国での申請事情と翻訳の体制、それらの課題
    上海潤東医薬研究開発有限公司 社長 姜 海 氏
    姜氏は、中国の大手CROの一つであり、中国の新薬開発を強力に進める会社を率いる。
    日本での留学経験、CRO業界での経験もあり、日中ビジネスの取り組みについて、現場の状況と日本への期待についてお話しいただく。

    2. モリモト医薬の中国サポート事業の紹介
    株式会社モリモト医薬 代表取締役 盛本 修司 氏
    盛本氏は、自らの武田薬品等での20年余の中国ビジネス経験をベースに、日系企業の中国進出を広くサポートしている。
    現場の課題や可能性についてお伺いする。

    3. 中国薬事コンサルティングの事例紹介
    株式会社モリモト医薬 国際部 担当部長 永井 秀史 氏
    永井氏は、中国駐在の累計10年間と製薬協アジア部会での4年間、中国の医薬品規定の日本語訳責任者を勤め、現在も中国薬事コンサルティング等で日系企業をサポート。
    経験を通し、様々な事例を紹介いただく。
    14:40~15:55 Q&A
    15:55~16:00 閉会の挨拶
    (※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)

    「潤東医薬研発(上海)有限公司」について
    中国トップのローカルCROの一つである。臨床試験のアウトソーシングサービス業及び製品上市後のマーケティングコンサルティング業を専門的に扱う。中国CRO連盟(CROU)の創立会社であり、現在、CROUの理事長、且つ中国非処方薬物協会常務理事を務め、またCROとして中国で初めてISO 9001:2008品質保証及びCRO企業規範認定を取得した。本社を上海に構え、北京に支社および3つの子会社を持つ。日本にもメディゼン株式会社という子会社をもち、主にPV、統計解析及び国際薬事登録業務を展開。設立より18年で、NMPAより認可を受けた臨床試験実施機関で第1~4相まで1400余りの臨床試験を完了し、がん、心血管、呼吸器、消化器、内分泌、神経、感染などのほぼ全ての領域をカバーする。子会社を通し、サービスの品質の高さと効率の良さで、欧米、日本のクライアントから高い評価を得ている。

    「株式会社モリモト医薬」について
    ハザードドラック対応のゼリー剤、新剤形医薬品の開発・ライセンス、医薬総合コンサルティングなどを行う。特に最近は、新型コロナワクチンを常温で取り扱い可能にするために、連続式凍結乾燥技術による粉末ワクチン化を提案して注目を浴びている。
    医療に貢献する「服用イノベーション」、「服用革命」(世界の服用の概念が変わる)、インキュベーション事業により商品を研究・開発するユニークな会社である。

    https://www.morimoto-iyaku.jp/


    安全性関連文書 新時代の翻訳プロセスとは?
    ~医薬・医学特化型AI翻訳と人によるCIOMS翻訳業務の効率化~

    医薬品開発・製造販売のグローバル化に伴い、製薬会社にとって安全性情報を国内外で共有することが、重要な任務である。各社の安全性部門では、治験薬/市販後医薬品に関する医薬品安全性情報、すなわち国内症例、海外症例、文献情報、各種報告書の翻訳(日英、英日)など、様々な業務が存在し、時間の制約もあることから、効率化と迅速化が長年の課題であった。
    一方で、2000年代には翻訳支援ツールの普及が進み、さらに、近年ではニューラル機械翻訳(AI翻訳)の登場により、機械翻訳の精度が大きく向上した。ASCAでは医薬品開発のスピードアップへのニーズに応えるため、AI翻訳の開発、特に医薬・医学特化型翻訳エンジン開発を手掛けている。
    本セミナーでは、特化型AI翻訳エンジンと過去翻訳の言語資産を活用した期間短縮につながる新たな手法について概説する。

    開催日程
    日時:2022年5月25日(水) 14:00~14:45
    形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)

    スピーカー
    株式会社アスカコーポレーション 上條 猛 
    薬学博士。某大手製薬会社にて、研究、臨床開発、翻訳業務などに従事し、国内・海外の複数の開発プロジェクトに関与。アスカコーポレーションでは前職での経験を活かし、医薬品開発・製造販売関連文書の翻訳マネジメント、AI翻訳技術導入支援に従事。
    (※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)

    講師の上條 猛

    こんな方に
    ・安全性、ファーマコビジランス業務のご担当者様
    ・CIOMSをご担当されている方
    ・AI翻訳のトレンドを知りたい方
    ・ツール導入により翻訳作業時間を短縮したい方
    ・翻訳体制を見直したい、再構築したい方
    ・セキュアなツールの導入を検討されている方


    プロトコールと関連文書 AI翻訳を取り入れた次世代の翻訳プロセスとは?~医薬・医学特化型AI翻訳と人による治験関連文書の翻訳業務~

    新薬のグローバル開発を日本で実施する上で、治験関連文書、特に治験実施計画書(プロトコール)の翻訳をいかに効率よく翻訳するかが重要です。この作業にはとりわけ高い専門性と正確性が求められ、医薬専門の翻訳者が時間をかけて取り組む必要があり、社内での翻訳は困難であると考えられてきました。
    一方で、翻訳をサポートする技術は着実に進歩し、2016年に開発されたニューラル機械翻訳(Artificial Intelligence [AI])を取り入れた翻訳手法)の登場により、機械翻訳の精度が大きく向上しました。
    本セミナーでは、医薬・医学特化型のAI翻訳エンジンに加え、参考資料の対訳や用語集を組み入れたAI翻訳システム活用することで、社内での治験関連文書の翻訳を可能となる新たな手法について概説します。

    セミナー概要
    AI自動翻訳で医学論文を業務活用するテクニックを紹介
    ASCAが独自に収集した専門データで開発したAI自動翻訳エンジン SciLingual は、臨床分野に幅広く対応し、オンコロジー、感染症など、現在の医薬品開発に欠かせない専門領域もカバーしています。
    リリースから多くのお客様にご活用いただいており、難解な海外医学論文からの情報収集、論文データを取り入れた営業資料、教育資料の作成、論文の執筆などに役立つとのお声をいただいております。
    本セミナーでは、皆様の業務効率化の参考になるようなテクニックを実際のご活用例とともに紹介いたします。

    日時:2022年2月24日(木) 14:00~14:45
    形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)

    第1部
    AI自動翻訳で医学論文を業務活用するテクニック

    ・PDF、PPTXファイルをうまく活用するテクニックなど
    ・AI自動翻訳の訳出結果を良くするテクニックなど
    第2部
    AIKO SciLingual サービスご紹介・Q&A

    AIKO SciLingual の機能や仕様、具体的な操作についてデモを交えてご説明します。
    ◆こんな方に:
    ・MA / MSL のご担当者様
    ・投稿用supplementの効率化を求める方
    ・MRの学習・教育用のツールを検討中の方
    ・論文抄読会の教育効果を高めたい方
    担当:株式会社アスカコーポレーション 早川 威士


    論文ライティング分業化時代、論文の英語化にAI翻訳は有効か?

    日本臨床医学分野の論文発表数が少ないことが問題化しており、原因のひとつに論文執筆者の多忙があげられる。その解決策としてライティングの分業化が推進され、プロフェッショナル・メディカルライターの存在も広く知られるようになった。一方で、英語での投稿論文作成については、ライターに依頼せずとも、自分で作成した日本語原稿を「Google翻訳」や「DeepL翻訳」などの無料AI翻訳にかけた後、(ネイティブ)チェックを行うだけで十分であるという声も上がっている。

    本セミナーでは、論文の英語化にAI翻訳を活用できるのかについて、論文英語化において起こる問題点もあわせ、実際にメディカルライティングに関わる現場から概観する。
    開催日程
    日時:2022年7月28日(木)14:00 – 14:45
    形式:オンライン(Zoomウェビナー形式)
    担当:株式会社アスカコーポレーション 橘 尚子

    講師の橘 尚子

    こんな方に
    ・MA/MSLのご担当者様
    ・投稿用原稿作成の効率化を求める方
    ・AI翻訳の特性を理解したい方
    ・AI翻訳を正しく活用したい方


    過去Webinarに関するお問い合わせは下記

    https://www.asca-co.com/contact/index.html

    最新のWebinar情報は下記をご参照ください。

    https://note.asca-co.com/m/mfc7ae1f55f29

  • ChatGPTを活用したツール、「Chappie」を全社導入しました。

    株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)は、ChatGPTを活用したツールの「Chappie(チャッピー)」を自社開発し、2023年11月13日(月)から全社的に導入いたしました。

    マスコットキャラクター「チャッピー」

    Chappieは、大規模言語モデルGPTのAPIサービスを活用したツールです。

      通常の対話形式の応答に加え、システムアシスタントを事前に設定し用途に合わせた文章生成ができるチャットボットをカスタマイズする機能も搭載しており、いずれもセキュアな環境で利用することができる仕組みを採用しております。

      ASCAは本ツールを活用してさらなる業務の効率化を実現し、お客様の課題解決を目指してイノベーションを推進してまいります。

    ASCAではChatGPTに関するセミナーなども開催しています。

    https://note.asca-co.com/n/n81a8dddb3d1c

    12月にもChatGPT関係のWebinarを予定しています。ご期待ください。

  • 駆け出し翻訳コーディネーター、翻訳祭に行く

    こんにちは、駆け出し翻訳コーディネーターのSです。
    10月27日(金)に翻訳祭の現地会場に参加してきましたので、ルポを書きました。是非ご覧ください。

    興味深いセミナーの数々

    オンライン開催でも多くのセミナーが開催されていますが、現地でも非常に多くの講演がありました。下記に、私が聴講したセミナーをいくつか挙げます。

    これからの翻訳業界での働き方を考えよう 第4弾(2023年)

    【プレゼンター】
    翻訳者 中野 真紀 氏
    株式会社ホンヤク社 成田 崇宏 氏
    株式会社インターブックス 古河 師武 氏
    【概要】
    コロナ禍を経た、翻訳会社・翻訳者それぞれの働き方について、事前アンケートをもとに現状を伝えたり、意見交換のような形で進行。翻訳会社と翻訳者が双方に求めるものなどを紹介。

    この講演では、翻訳者のChatGPT使用率など、興味深い数字を知ることもできました。また、PMの必須スキルについての話もあり、実務で役に立ちそうなお話を聴くこともできました。

    基調講演「翻訳の可能性」

    【プレゼンター】
    杏林大学名誉教授 日本語学者 金田一 秀穂 氏
    【概要】
    日本語の奥深い表現、意味合い、使われ方を通じた、翻訳(別言語から別言語へ訳す)の必要性についてのお話。

    金田一先生の基調講演では、日本語の独特の表現から翻訳の「可能性」=「楽しみ」についての話を聴くことができました。
    「翻訳」に限らず、日本語を使う上で大事なこともお話いただいており、アーカイブで繰り返し見ることができないのが本当にもったいなく思います。

    「翻訳会社は翻訳者のココを見てる!現役翻訳コーディネーターの視点」

    【プレゼンター】
    司会進行:カセツウ代表 酒井 秀介 氏
    アイ・ディー・エー株式会社 木村 仁美 氏
    株式会社オレンジ社 谷 順一郎 氏
    株式会社アビリティ・インタービジネス・ソリューションズ 塩崎 理恵 氏
    【概要】
    現役翻訳コーディネーターとして、どのような視点で翻訳者を見ているか、採用時の基準、評価基準、レートの決め方など

    こちらのセッションでは、プレゼンターが現役翻訳コーディネーターとして、どのような視点で翻訳者を見ているか、採用時の基準、評価基準、レートの決め方などについてお話をされていました。各社のパートナー採用のフローなど、ここでしか聞けない・聞きづらいようなお話を知ることができて、とても貴重な時間を過ごすことができました。

    翻訳祭に現地参加してみての感想

    私は初めての翻訳祭参加で、まだ翻訳コーディネーターとしても経験が浅く、業界を知るためにも他の翻訳会社の様子や翻訳者の方々の様子が見れるセミナーを中心に参加しました。

    各社それぞれの考え方や取り組みを知ることができ、今後の目指すべきところの指標を得ることができたような気がしました。
    また、業務を行う上で、今後も一人ひとりとしっかり向き合い、パートナーの方々との繋がりを大切にしたいと感じました。

    また、ASCAも専門性の高い翻訳会社として、今後も真摯にクライアント、パートナーと向き合い続けることで、医薬分野に貢献し続けたいと強く思いました。

    文: S

  • ASCAのDコンテンツ集「ASCA Library」開設

    ASCAのHPに「ASCA Library」を開設した。会社やサービスのパンフレット、広報誌、Science関連のコンテンツなどを搭載している。
    –  会社パンフレット日英版
    –  「AIKO SciLingual」日英版
    –  「Scienceに乗った日本人研究者」冊子最新号とアーカイブ
    –  ASCA Bulletinアーカイブ

    などはすぐにダウンロードが可能。
    Scienceの広告事例、Webinarコンテンツなどは準備中である。
    これからの充実にこうご期待。

    https://www.asca-co.com/ascalibrary/index.html

  • AIKO SciLingual 11月アップデート情報

    株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)が提供する医学・医薬特化のAI翻訳プラットフォーム「AIKO SciLingual」が11月25日(土)にアップデートをリリースすることになりました。

    XMLファイルの翻訳に対応

    ファイル翻訳の対応ファイルに、新たにXML形式のファイルが追加されます。
    これにより、Word, Excel, PowerPoint, HTML, PDF, CSV, TEXT, XMLの8つのファイル形式に対応することになります。

    よりファイル翻訳の幅が広がります!

    新言語の追加(Google翻訳、Microsoft翻訳)

    新たにハンガリー語とノルウェー語が追加されます。
    ハンガリー語とノルウェー語はGoogle翻訳エンジンとMicrosoft翻訳エンジンに搭載されます。(医薬特化のSciLingualエンジンは従来通り、日本語、英語、簡体中国語の対応になります。)

    合計で35言語の翻訳に対応します。

    その他、アップデート情報について

    11月アップデートでは、他にもファイル翻訳時の機能やSSO(シングルサインオン)設定時の機能が追加されます。
    詳細の説明をご希望の方は、是非お問合せください。

    お問合せ

    https://www.asca-co.com/contact/index.html

    メールでのお問い合わせは下記
    メールアドレス:aiko.scilingual@asca-co.com
    担当者:
    株式会社アスカコーポレーション ソリューション事業部 古谷

  • AAMT 2023, Tokyo ~機械翻訳の今と未来を探る~にゴールドサポーターとして出展します。

    株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)は2023年11月29日(水)に東京・AP虎ノ門、およびオンラインで開催される「AAMT 2023, Tokyo ~機械翻訳の今と未来を探る~」にゴールドサポーターとしてブースを出展いたします。

    AAMT 2023, Tokyo ~機械翻訳の今と未来を探る~に現地参加される際は、是非ASCAのブースにもお立ち寄りください。

    AAMT 2023, Tokyo ~機械翻訳の今と未来を探る~についてはこちら

    https://aamt.info/event/aamttokyo2023/

    ASCAについてはこちら

    会社案内、AI翻訳ソリューションの資料は下記よりダウンロードいただけます。

    https://www.asca-co.com/ascalibrary/index.html

    https://www.asca-co.com/

    https://www.asca-co.com/business/machine_translation.html