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  • Science Update 16 August, 2024 No.1

    サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します

    Hebbian instruction of axonal connectivity by endogenous correlated spontaneous activity
    内因性の自発的神経活動の相関からヘッブ則に基づいた軸索結合の変化を予測する

    SCIENCE 16 August, 2024, Vol 385, Issue 6710

    感覚入力が始まる前の神経回路では、同期的な自発発火の波が伝播しています。今回の研究では、この内因性の自発発火のパターンが、軸索の形態変化を枝単位で制御する仕組みを明らかにしました。

    DEPARTMENT OF NEUROSCIENCE, YALE UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE
    松本 直之

    https://www.science.org/doi/10.1126/science.adh7814

  • Science Update 9 August, 2024

    サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します

    Growth of metal nanowire forests controlled through stress fields induced by grain gradients
    結晶粒勾配によって誘起される応力場で制御される金属ナノワイヤフォレストの成長

    SCIENCE 9 August, 2024, Vol 385, Issue 6709

    金属ナノワイヤは、人髪の千分の1ほどの小さな直径を持つナノテクノロジーにおいて有望な材料の一つです。今回の研究では、金属薄膜内の結晶粒分布を制御し原子拡散を誘起する特異な応力場を与えることで、狙った場所に大量に金属ナノワイヤを成長させる手法の開発と成長原理解明に成功しました。

    名古屋大学大学院工学研究科 マイクロ・ナノ機械理工学専攻
    木村 康裕

    https://www.science.org/doi/10.1126/science.adn9181

  • Youtubeでもお試し動画視聴できます!ASCA Academyライティング講座「第2回:査読のプロセスを理解しよう」

    医薬・ライフサイエンス分野のライティング技術を学ぶASCA Academy ライティング講座が、eラーニング形式となり開講しております。

    第一弾は全16回の「論文コース」。ジャーナルに投稿できる論文を「最後まで一人で書ききれる!」ようになることを目指して、プロのメディカルライターとして活躍中の布施雄士氏が、学術論文の執筆テクニックを体系的に解説します。

    Youtubeでも冒頭3分程度の動画を無料視聴できます。
    「第2回:査読のプロセスを理解しよう」
    論文執筆のゴールは?
    ・投稿・査読のプロセス
    ・査読結果を左右する要因
    ・査読者が思う「良い」文章とは?

    https://youtu.be/RqWSJWUwlaM?si=GNmlq4fp4qhXw36f

    本講座はこちらからご購入いただけます。

    https://one-stream.io/catalog/8CipWI3eiQPCBCMMCpZKAapVGsr2/playlist/ad72f0e8-5486-4daa-8c5e-87de6b0f5064/f2e32299-9e25-4e05-8d3d-f06ee82cdaeb

    ●ASCA Academy ライティング講座 論文コース:
    「第2回 査読のプロセスを理解しよう」
    ●講師:布施雄士(メディカルライター)
    ●収録時間:約35分
    ●料金:税別4,000円(税込4,400円)
    ●講座テキスト:お申し込み・決済完了後は、講座内で使用するテキストスライドのダウンロードが可能。
    ●販売期間:受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(期限:購入より1ヶ月)。販売終了日未定。

    eラーニングで時間や場所を選ばず、ご自分のペースで学習できる、新しいASCA Academy ライティング講座を皆さまのスキル向上にお役立てください。

  • 【JTF2024】医学・医薬特化型AI翻訳プラットフォーム「AIKO SciLingual」(スポンサーセミナー)

    プログラム概要

    医学・医薬に特化したAI翻訳プラットフォーム「AIKO SciLingual(アイコ・サイリンガル)」について紹介する。本サービスは、ライフサイエンスおよびバイオメディカル産業のニーズに応えてカスタマイズした分野特化型MT「SciLingual」を軸とした法人向けのウェブアプリであり、高機能な編集(ポストエディット)機能を搭載していることを特徴とする。選べるエンジン、多言語対応、使いやすいインターフェース、豊富なファイル対応とOCR機能、さらには定額でシンプルな料金プランを備え、数多くの顧客から好評を博している。最近の更新では、ChatGPT翻訳も搭載され利用の幅が更に広がった。
    本セッションでは、AIKO SciLingualの優れた翻訳精度と豊富な編集機能を中心に、デモを交えて紹介する。

    登壇者

    早川 威士
    株式会社アスカコーポレーション 開発部 ML/NLPスペシャリスト

    大阪府出身。2006年株式会社アスカコーポレーション入社。プロジェクトマネージャーなどの経験を経て、2017年から機械翻訳(MT)モデルの研究開発およびMTを用いた翻訳システムの設計・導入に従事する。機械翻訳の精度評価や分野特化型MTの構築にも取り組み、医学・医薬分野特化翻訳モデルであるSciLingualを開発する。第18回AAMT長尾賞共同受賞。

    医薬翻訳のアスカコーポレーション (asca-co.com)

    オンデマンド配信スケジュール

    2024年10月29日(火)~11月30日(土)

    翻訳祭のプログラムページは下記より

    https://www.33jtffestival2024.com/program-item/asca-2

    翻訳祭参加お申し込みは下記より

    https://www.33jtffestival2024.com/ticket

    AIKO SciLingualサイト

    https://www.asca-co.com/special/aiko/

    アスカコーポレーションへのお問い合わせは下記より

    https://www.asca-co.com/contact/index.html

  • 【JTF2024】AIと翻訳の融合:翻訳者に期待する新たな挑戦と機会(スポンサーセミナー)

    株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)は2025年10月24日-25日にかけて石川県金沢市で開催される第34回JTF翻訳祭にてダイヤモンドスポンサーを務めます。

    また、ダイヤモンドスポンサーとしてセミナーも実施いたしますので、下記の通り告知いたします。

    AIと翻訳の融合:翻訳者に期待する新たな挑戦と機会

    プログラム概要

    AI翻訳の登場により、翻訳を取り巻く技術的環境は大きく変わり、今やAI翻訳を翻訳プロセスに組み込むことは当たり前となった。
    本セッションでは、グローバル市場における翻訳プロセスの変化だけでなく、AI翻訳の導入が翻訳者にどのような影響を与えたのか、どのような変化をもたらしたのか、海外(イギリス)と弊社(日本)で実施した調査結果を基に、翻訳者の実際の声を紹介する。
    また、今回紹介する調査結果や今後予想される技術革新による、翻訳会社、翻訳者の課題と期待について考える。

    登壇者

    阪本 章子 先生
    関西大学 外国語学部 教授

    大阪府出身。英国レスター大学 (Translation Studies) 博士 英国ミドルセックス大学(Theory and Practice of Translation) 修士 大阪外国語大学(ドイツ語)学士 日本とイギリスで社内翻訳者・フリーランス翻訳者として働いた後、イギリス・レスター大学で翻訳学の博士課程をおさめる。 イギリス・ポーツマス大学で9年間勤めたあと、2022年より関西大学 外国語学部に着任。翻訳テクノロジーが翻訳者の労働環境や社会的ステータスに与える影響について研究している。

    AKIKO SAKAMOTO, Ph.D – PROFESSOR of TRANSLATION STUDIES Kansai University, Japan (kansai-u.ac.jp)

    佐藤 直人
    株式会社アスカコーポレーション 執行役員

    北海道出身。2009年、株式会社アスカコーポレーション(大阪本社)へ入社。プロジェクトマネージャー(PM)として翻訳等の営業およびプロジェクトマネジメントに従事し、2011年より東京支店の立ち上げのため東京へ異動。東京の市場開拓に加えて、メディカルライティングなど新規サービスの強化、営業戦略の立案・とりまとめなども行う。 2017年よりCROへ転職し、メディカルライティング業務のPMとして治験・申請関連、論文作成案件を担当した後、再入社。2022年より株式会社アスカコーポレーション ソリューション事業部2部長に就任、2024年4月より執行役員就任、同年6月より一般社団法人日本翻訳連盟理事。

    医薬翻訳のアスカコーポレーション (asca-co.com)

    講演日時(会場)

    日時:2024年10月24日(木)15:00~15:45
    会場:現地のみ

    翻訳祭のプログラムページは下記より

    https://www.33jtffestival2024.com/program-item/asca-1

    翻訳祭参加お申し込みは下記より

    https://www.33jtffestival2024.com/ticket

    アスカコーポレーションへのお問い合わせは下記より

    https://www.asca-co.com/contact/index.html

  • 【終了しました】第43回 Science Cafe 新しいシングルセル解析法で分かってきたT細胞の多様性と免疫疾患メカニズム

    Science Cafeの概要

    Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。

    研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。

    日  時:2024年9月10日(火)14:00~14:40(予定)
    演  題:新しいシングルセル解析法で分かってきたT細胞の多様性と
                      免疫疾患メカニズム
    演  者:小口 綾貴子先生
                     理化学研究所 生命医科学研究センター リサーチアソシエイト
                     京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 (WPI ASHBi)                               特任研究員

    概要:
    シングルセルRNAシーケンシングは、1細胞ごとの遺伝子発現を解析するツールとして広く利用されています。今回、我々は1細胞レベルでRNAの5′末端を正確に調べるReapTEC法を開発しました。この方法により、遺伝子発現とエンハンサー活性を同時にプロファイリングすることが可能となりました。この技術を用いて、多様なヘルパーT細胞のマルチモーダルなアトラスを構築し、各細胞が免疫疾患の発症にどのように関与するかを体系的に解明しました。本講演では、遺伝子発現解析のその先を目指し、シングルセル解析に秘められた真のポテンシャルをどう活かしきるのかについてお話ししたいと思います。

    掲載号:Science 2024年7月5日号
    5 Jul 2024, Vol 385, Issue 6704 DOI: 10.1126/science.add8394

    【京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)村川グループ HP】

    https://ashbi.kyoto-u.ac.jp/lab-sites/murakawa/



    Science Cafeのお申込み

    以下のURLよりお申込みください。

    https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_bopOUwliSBW453vSfH1V2w

    ご登録いただく際、名、姓の順での記載となっておりますのでご注意下さい。また、確認メールにおいて敬称が省略される場合がありますことを予めご了承ください。
    定員になり次第、締め切りよりも前に締め切る場合がございますので、予めご了承ください。
    ご登録後、確認メールが届いたことをご自身にてご確認下さい。届いていない場合、メールアドレスおよび迷惑フォルダーなどをご確認下さい。ご不明点などございましたら以下メールアドレスにご連絡下さい。

    お問合せ先:Science Japan Office/株式会社アスカコーポレーション
    担当:ランベッリ律恵 E-mail: science_cafe_japan@asca-co.com


    Science Update

    サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します。

    https://note.asca-co.com/m/m33eda82c3a71


    Science Japan Office

    Science Japan Officeからのお知らせを掲載します。

    https://note.asca-co.com/m/m078ac111911e

  • ASCA30周年「架け橋の役割(現在)」ページを公開

    この30年間で翻訳の仕方が大きく変化。Windows 95の誕生と普及、電子辞書、検索機能の精度向上により、翻訳に欠かせなかった専門辞書の購入や、図書館に足を運んで調べ物をする時間と手間が削減されました。その後、翻訳支援(CAT)ツール、ニューラルMTの登場など、IT技術の進化で翻訳の仕方も進化し、その流れを第一弾、「ありがとう30年(過去)」のページで紹介しました。

    第二弾は「架け橋の役割(現在)」ページです。
    トップに対談記事として「テクノロジーで新しい翻訳の価値を創造する」を紹介。
    弊社のMT技術を支えてくれる日本特許翻訳の本間社長と、翻訳支援ツールであるmemoQの三浦さん、ASCAのMT開発担当である早川が意見交換しました。
    CAT、MTの次に来るLLM技術の進化がこれからの翻訳にどう影響を与えるか。LLMが人間の仕事を代替する時代がくるかも、と記事では紹介しています。

    LLMがポストエディットできるようになれば、今まで以上の納期短縮が実現するかもしれません。また、今まで翻訳対象にならなかった文書や、ライティングによるドキュメント作成への広がりも含め、翻訳というサービスの新しい価値の創出が可能になります。
    「現在」のページではありますが、「未来」への扉が開きました。

    https://www.asca-co.com/30th/current_interview.html

    「クライアント」編では、2社へのインタビュー記事を掲載。
    ・機械翻訳で翻訳業務を進化させる:中外製薬株式会社様

    https://note.asca-co.com/n/nd223fa0c35c7

    ・人とAIがともに育つ:SMPアソシエ株式会社様

    https://note.asca-co.com/n/nedf9d20bcf3a

    より早く(速く)、より正確に、を目指して取り組んでおられる事例を紹介しています。

    「パートナー」編では、ASCAの品質を支えてくれるパートナーの皆様と座談会を行い、記事にまとめました。「CAT Tool+MT」の活用についての3パートです。

    ・Part 1は翻訳プロセスの変化について

    https://note.asca-co.com/n/nb37a42112673

    ・Part 2はプロセスの中での「工夫」と機械と人との役割分担について

    https://note.asca-co.com/n/n378a092c8b9b

    ・Part 3は「こんなふうになったらいいな」について。

    https://note.asca-co.com/n/n814b8abddbc7

    最後は「社員」編。ASCA社員が働く上で大切にしている価値観が「ASCA Core Value(コアバリュー)」です。“未来志向”、“学ぶ姿勢”、“何とかしますの解決力”、“さすがと言われるサービス”、“多様性”、などに絡んだ新人からベテランまでの想いや取り組みを紹介しています。

    https://note.asca-co.com/n/n0d4ccf140966

    「History」も3か月分更新。

    https://www.asca-co.com/30th/current_index.html

    年末には「未来」のページを更新する予定です。
    これからもASCAは進化し続けます。こうご期待。

    「応援メッセージ」受け付け中。

    https://www.asca-co.com/30th/message.html

    「ありがとう30周年(現在)」サイトへのリンク

    https://www.asca-co.com/30th/index.html

  • 第12回:読みにくい原因は何?上手に文をつないで解決しよう!ASCA Academyライティング講座 論文コース

    論文だけでなく「読みにくい文章」には共通点があります。文と文のつながりを少し意識するだけで、「なんだか読みにくい」を解消し、読みやすさが簡単にアップするテクニックを解説します。具体的な方法を学び、実践的な練習問題を通じてライティングスキルを磨きましょう。今回のテクニックはメールやSNSなど、日常の文章作成にも役立つかも?

    第12回の視聴はこちらから

    第12回:なんだか読みにくい」を解消する 文と文のつなげ方

    1.「なんだか読みにくい」の正体は?
    ・文どうしのつながりを考えるのはどの段階?
    ・隣の文との関連を加える
    2.文をつなげる3つのテクニック
    ・シーケンシング(シーケンシングを使って修正する)
    ・指示語(指示語で文どうしをつなぐ使い方:悪い例、改善案)
    ・接続語(類似ワードがないときにも有効、つなげる、切る)

    <受講料>

    学びたい気持ちを応援!
    ASCA Academy 論文ライティングコース
    <受講料>3,300円(税込)/1講座(通常価格:4,400円(税込))

    ※キャンペーン料金は7月31日までにお申し込み、決済完了分が
    適用対象です。お早めのお申し込みをお待ちしています!

    <視聴可能期間> 

    申し込み完了時から30日間
    (購入時から30日後の同時刻まで、繰り返し視聴いただけます。)

    <講座テキストについて>

    お申し込み・決済完了後は、講座内で使用するテキストスライドの
    ダウンロードが可能です。
    ※注意:印刷や書き込みはできませんのでご了承ください。

    <ご利用案内>https://note.asca-co.com/n/na92806ba5419
    <よくある質問(Q&A)>https://note.asca-co.com/n/n17e218658ce3

    ご意見やご感想がございましたら、是非事務局までお聞かせください。
    ASCA Academy事務局:asca_academy@asca-co.com

  • 第11回:Abstractが第一印象を決める!ASCA Academyライティング講座 論文コース

    IntroductionからDiscussionまでしっかり書いて、文献を揃えても、論文執筆は終わりではありません。研究全体の要約であり、論文の第一印象を決める重要なAbstractが残っています。「読みやすい」と思わせるための、具体的なポイントや実演を通じて、Abstractの書き方を徹底解説します。気を抜かずに頑張りましょう!

    第11回の視聴はこちらから

    第11回:バランスを整えて読みやすく仕上げるAbstractの書き方

    1. 良い/悪いAbstractとは?
    2. 実演:Abstract作成
    ・書く前に必ずジャーナルの投稿規定を確認すること!
    ・作成の手順
    3. Word数制限・基礎研究
    ・ジャーナルの意図は?
    ・各項目の分量バランスにも注意(Method、Result、Background、Conclusion)

    <受講料>

    学びたい気持ちを応援!
    ASCA Academy 論文ライティングコース
    <受講料>3,300円(税込)/1講座(通常価格:4,400円(税込))

    ※キャンペーン料金は7月31日までにお申し込み、決済完了分が
    適用対象です。お早めのお申し込みをお待ちしています!

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    申し込み完了時から30日間
    (購入時から30日後の同時刻まで、繰り返し視聴いただけます。)

    <講座テキストについて>

    お申し込み・決済完了後は、講座内で使用するテキストスライドの
    ダウンロードが可能です。
    ※注意:印刷や書き込みはできませんのでご了承ください。

    <ご利用案内>https://note.asca-co.com/n/na92806ba5419
    <よくある質問(Q&A)>https://note.asca-co.com/n/n17e218658ce3

    ご意見やご感想がございましたら、是非事務局までお聞かせください。
    ASCA Academy事務局:asca_academy@asca-co.com

  • Science Update 19 July, 2024 No.3

    サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します

    Ph3PCN2: A stable reagent for carbon-atom transfer
    Ph3PCN2:安定な炭素原子転位反応試薬

    SCIENCE 19 July, 2024, Vol 385, Issue 6706

    分子を単原子レベルで修飾する試みが注目されているが、炭素原子を選択的に導入できる安定な試薬の開発は未だ挑戦的な課題です。本研究では、脱離容易なホスフィンと窒素のみで安定化された零価炭素化学種を設計・合成し、それが炭素原子転位試薬として有用であることを見出しました。

    Fakultät für Chemie und Chemische Biologie, Technische Universität Dortmund
    小池 太智

    https://www.science.org/doi/10.1126/science.ado4564