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  • 品質ポリシーの策定-顧客満足度の更なる向上を目指して

    ASCAは、お客様により満足いただけるサービスの提供を目指し、品質ポリシーを策定し、HP上で公表しました。

    私たちは、常にお客様の満足を第一に考え、より良いサービスを提供することを使命としています。今回の品質ポリシーの強化は、お客様の期待に応えるための取り組みであり、社員一同力を合わせて顧客満足度の更なる向上を目指します。

    この取り組みにより、お客様との信頼関係をより深め、競争激化する市場においても強固な地位を築いていきたいと考えております。

    ASCAの品質ポリシーの詳細については、下記公式ウェブサイトをご覧ください。

    日本語版:

    https://www.asca-co.com/quality_policy.html

    English ver:

    https://www.asca-co.com/english_site/quality_policy.html

  • 第18回AAMT長尾賞受賞:クライアントに寄り添う

    6月21日、AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)総会において機械翻訳システム実用化促進への貢献を表彰する長尾賞の授賞式があり、素晴らしい盾と立派な表彰状をいただいた。

    「医薬品開発業務を迅速化するための機械翻訳の協調的開発と運用」というタイトルで、中外製薬株式会社 信頼性保証企画部 翻訳マネジメントグループと株式会社アスカコーポレーションの共同受賞である。
    “新薬開発を待つ世界中の患者さんのために、より良い薬剤をより早く”という製薬会社のミッションを実現するため、製薬会社に“開発に関わる全ての文書の翻訳を、正確に、スピーディに提供する”という翻訳会社のミッションを実現するための仕組みだ。

    品質は落とさずに納期を短縮する方法を考える中で、処理が圧倒的に速く翻訳品質が向上した機械翻訳(MT)の導入を検討した。しかしながら、実際に使ってみるとMTは誤る可能性があり、被験者の安全性を確保するための正確性や当局による承認審査に堪え得る品質の保証が別途必要である。なので、ポストエディット(PE)などによる品質管理タスクを入れることを前提とした。MTの品質が悪いとPEの生産性の低下を招いてしまう。
    そこで、スピードを挙げて品質を上げる(維持)効果を可視化するためMTをカスタマイズして改良し、併せてPEの評価基準を作って検証を繰り返し、効果を図ることとした。

    共同研究という形をとることで、これまでに蓄積してきた品質の高い「治験実施計画書」 をコーパスとして活用することが可能になった。これらのデータで転移学習(domain adaptation)を行い、カスタマイズMTモデルを作成した(下図)。

    品質水準の設定としては、要求事項と非要求事項をリストアップし、正確性や可読性などPEで優先度の高い項目と、やらなくていいこと・やらないほうがいいことを明確に決めておき、品質の安定を目指した。

    MT+PE による納期短縮と品質安定化の達成度を見るため、治験実施計画書(43,000語相当)の人手翻訳とMT+PEにかかる時間を2回の試行で比較し、MT+PEで目標値とした30%以上の時間短縮効果があり、再現性があることも確認できた。1回目で検出された品質の問題点に対しては2回目では対策を行い、改善効果を確認した。

    実業務への導入後も、翻訳期間の短縮効果が維持された。MTを導入した2021年以降と未導入期の単位量(3,000単語)あたりの翻訳期間を比較したところ、MTの導入を機に翻訳処理スピードは大きく改善され、早期の納品に貢献した。

    導入直後から改善効果は明確に現れ、導入準備を十分に行ってから導入した結果と考えられる。

    今回の立役者は、開発担当はもちろん、クライアントの理解と意欲、また、翻訳チーム(PMと翻訳者、チェッカー)の力が何よりも大きい。クライアントに寄り添ってきたから実現できた。言うは易し、行うには多くの壁があるし、あったに違いない。それでも向き合ってくれた皆に感謝の意を伝えたい。皆の努力の結果が今回の受賞につながった。心から自慢したいチームである。(文:石岡映子)

    AAMT会長の隅田英一郎先生(中央)と、中外製薬の担当者、アスカのメンバーで。

    中外製薬株式会社

    https://www.chugai-pharm.co.jp/index.html

    AAMT長尾賞

    https://www.aamt.info/news/nagao-2/

    AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)

    https://www.aamt.info/

    長尾賞受賞に関するアスカコーポレーション プレスリリース

    https://note.asca-co.com/n/nc583f554236f

  • 【主催:八楽株式会社】[7/26開催]ChatGPTは、翻訳業務を奪うか?[公開討論]

    生成AIのニュースをメディアでみない日はありません。生成AIはあらゆる分野に精通していて、高いコミュニケーション能力を持ち、会議資料の素案作成からプログラミングまで、何でもできると言われています。

    もちろん、翻訳もできることの一つとして取り上げられていますが、本当のところどうなのか。

    今回、八楽株式会社主催で、「Chat GPTは、翻訳業務を奪うか?」をテーマに、立教大学異文化コミュニケーション学部研究科教授の山田優先生と、弊社のML/NLPスペシャリストの早川が対談させて頂きます。最前線で翻訳研究をされている山田先生と、”生成AIの今”をリアルに議論できればと思っております。


    開催概要

    実施日程:2023年 7月26日(水)12:00~13:00
    イベント形態:オンラインセミナー(Zoom)
    費用:無料

    プログラム

    第一部:「ChatGPTは、翻訳業務を奪うか?」の討論 – Q&Aセッション
    第二部:翻訳業務が効率的に行えるAI自動翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」のご紹介

    こんな方におすすめ

    ・これからChatGPTを使う人
    ・ChatGPTが翻訳業務にどのように影響するのか知りたい人
    ・ChatGPTを翻訳業務に活用したい人
    ・翻訳業界の未来を先読みしたい人

    スピーカーのご紹介

    山田 優(やまだ まさる)
    立教大学 異文化コミュニケーション学部/研究科教授。
    機械翻訳と人間のインターアクションが研究の関心の1つ。フォードモーター社内通訳者、産業翻訳者を経て、株式会社 翻訳ラボを設立。八楽株式会社 チーフ・エバンジェリスト兼任。

    山田教授と八楽株式会社代表取締役 坂西氏による共著:
    「自動翻訳大全 終わらない英語の仕事が5分で片づく超英語術 (ENGLISH HACKER’S HANDBOOK)」三才ブックス

    早川 威士(はやかわ たけし)
    株式会社 アスカコーポレーション ML/NLPスペシャリスト
    機械翻訳を用いた翻訳システムの開発に従事。機械翻訳の精度評価や分野特化型モデルの構築にも取り組む。第18回AAMT長尾賞受賞。PHARMSTAGE2022年6月号に「AI 翻訳を取り入れたプロトコールの翻訳プロセスと効果」を寄稿。


    詳細および申込につきましては以下のサイトをご確認ください。
    (※八楽株式会社のページになります。)

    https://pages.yarakuzen.com/webinar/general-discussion-chatgpt#form

    *本サイトまたはASCAのメールより紹介させて頂きました方につきましては、「企業コード」に「ASCA」を記載、「お知りになったきっかけ」は「知り合いからの紹介」を選択ください。

  • Science Japan Highlights配信日変更のお知らせ(金曜日から翌週火曜日へ)

    Science誌および姉妹誌に掲載される論文タイトルの日本語訳や掲載された日本人著者からのコメントなどをお届けする”Science Japan Highlights”の配信日が、7/7号より金曜日から発行日翌週の火曜日へと早まります。

    これによりScience誌(英語版オリジナル)が発行された後、まもなく日本語でのメールマガジンが配信され、最先端の研究論文発表をいち早く日本語でお届けすることが可能となります。

    AAAS/Scienceより発信される、インターナショナルなメールマガジンへのご登録方法は、こちらの無料会員登録画面から”Japan Highlights”を選択、登録へと進めば完了です!今すぐご登録ください。

    https://note.asca-co.com/n/n0510af3889c9

    有料正会員登録はこちらから。

    https://note.asca-co.com/n/n30b96282b123

  • How AI can distort human beliefs

    Chat GPTなどの人工知能(AI)モデルを使用する際に、慣例的に含まれるバイアスを含んだ回答や、間違った情報をユーザーが信じ込んでしまうことで、人間の思考形成が歪められる恐れがあるという記事が6月22日号のScience誌に掲載された。

    https://www.science.org/doi/10.1126/science.adi0248

    これらの傾向は、特に知識が未熟で発達段階にある子どもに影響が及びやすく、注意が必要であると啓発されている。

    人間同士のコミュニケーションは、言葉による情報そのものだけでなく、相手の表情や繊細な言い回し、個人の持つ経験や知識、会話の流れから得られる微妙な意味合いなど、多くの複雑な情報をお互いが読み取ることで成立している。

    日々の膨大な情報交換の中で、自分の中に相手から受け取る情報の判断材料が乏しいとき、たとえ大人であっても、取捨選択することなく相手の主張をそのまま吞み込んでしまうという傾向はないだろうか。子どもにとってはそれがなおさらだ。さらに今回はその相手というのが、圧倒的なデータ量と緻密に計算された回答を提供するのに秀でたAIということであるのだから、子どもにとっては提供される情報に何の疑う余地もない。こうした誤った情報などが個人個人の思考の一部として定着してしまう前に、我々はどのように対処すべきなのか。

    それには、生成AIというものの仕組みを理解し、科学者、政策立案者らの立場からも警鐘を鳴らしていくことが重要だ、と誌上で提言されている。人間中心のAI社会原則が議論される今、忘れてはならない課題である。

    また同論文は、6月23日付の朝日新聞デジタル上でも紹介された。ぜひ多くの方に目を通してもらいたい。

    https://digital.asahi.com/articles/ASR6Q7CZ8R6PULBH009.html?iref=pc_ss_date_article

                          文:Science Japan Office

  • Science Update 23 June, 2023

    サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します。

    温度に依存した分数磁束量子をもつ超伝導渦糸
    Superconducting vortices carrying a temperature-dependent fraction of the flux quantum

    SCIENCE 23 June, 2023, Vol 380, Issue 6651

    多成分超伝導体では、1成分のみで量子位相の巻き込みが生じることで温度に依存した分数磁束量子を持つ非量子化渦糸が誘起されると予想されます。今回の研究では、多バンド超伝導体における渦糸の磁束を直接観測し、一部の渦糸で磁束が量子化せずに温度依存することを発見しました。

    Geballe Laboratory for Advanced Materials, Stanford University
    井口雄介

    https://www.science.org/doi/10.1126/science.abp9979

  • 【7/6開催】ラストチャンスです! 医学論文執筆の知識を深める講座のご案内です。※申込み受付を終了しました。

    2023年7月より、医薬・サイエンス分野のライティング技術を学ぶASCA Academyライティング講座の第6期がスタートします。今回は「治験文書コース」及び「論文コース」を開催予定です。

    論文コースでは、医薬分野のアカデミック・ライティング(論文・学会発表資料作成)の全体像を学ぶことができるよう、①論文・抄録執筆、②図表作成、③スライド・ポスター作成、④QC、⑤研究・出版倫理、⑥論文投稿・学会登録、からなる体系的なカリキュラムをご提供いたします。

    講義はすべてオンラインでおこない、世界中どこからでも受講いただけます。講師は、ASCAで日々ライティング業務に携わっている現役メディカルライター(元製薬会社研究開発職)および弊社シニアリンギスト(元学術出版社メディカルライター)が務め、現場の実践的な知識を皆様にお届けします。

    少人数制ですので、ぜひ現役ライターの講師と積極的に話し合い、実践的な知識を吸収してください。
    講義の録画は、毎回1週間程度、受講生の皆様に共有いたしますので、欠席された場合でも録画受講が可能です。

    以下に当てはまる方は、ぜひ参加をご検討ください!

    • メディカルライター志望の方

    • 現在は医薬翻訳の仕事をしているが、業務の幅を広げるためにメディカルライティングもできるようになりたい。

    • アカデミック系文書のメディカルライティングに必要な知識を身に着けて、フリーランス等として自立的に働きたい。

    • 医薬・バイオ分野の研究者/学生の方

    • 研究者/学生として、論文・学会資料の作成で押さえるべきポイントを学びたい。

    • 出版倫理についての知識を深めたい。

    • 現在は研究者/学生だが、メディカルライターという職業に興味がある。

    説明会のお申し込みはこちら※申込み受付を終了しました。

    コースの開講に先立ち、見どころなどをまとめた無料セミナーを
    7月4日(火)と7月6日(木)に開催いたします。
    今回の開催が第6期ラストチャンスです!
    ぜひ、ふるってご参加ください。

    7月4日(火)11:00~11:45
    7月6日(木)11:15~12:00

    【説明会の申し込みは下記Formsから受け付けております】

    https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=0iNI7BMbXkWt-LBbtvbjJoNySZe980dHlgl1E8hFaktUQ0xFM1M3TzBYSzlOUjRIRjJEN1EwSlEyQi4u

    皆様のご応募をお待ちしております

    論文コース詳細

    ゴール

    論文
    ① 抄録: 抄録の基本的構造を理解でき、作成できる
    ② 読解: 英語論文を読解し、要点をおさえた解説資料を作成できる
    ③ 本文: 臨床に関する英語論文を作成できる
    ④ 図表: 図表の作成方法を理解し、作成できる
    ⑤ QC: QCのポイントを理解する
    ⑥ 倫理: 学術論文の出版倫理について理解する
    ⑦ 投稿: 投稿時の確認事項、注意点および受理までのプロセスを理解する
    学会発表
    ① 発表資料: 学会発表用ポスター/スライド作成のポイントを理解し、作成できる
    ② 登録: 演題登録時の確認事項、注意点を理解する

    主な学習内容

    • 論文の作成目的と基本構成

    • 英語論文を作成するために必要なスキル

    • 英語論文の各構成パートの実践的な作成方法

    • 図表の作成方法

    • 発表用ポスター、スライドの作成方法

    • 論文QCのポイント

    • おさえておくべき研究・出版倫理

    • 英語論文の投稿から受理までの実践的なプロセス

    • 学会演題の登録方法

    カリキュラム

    ≪1~3回目≫論文・抄録執筆 (益田講師担当)
    ① 作成目的
    ② 各構成パートの概要と作成時の重要ポイント
    ・タイトル(Title)
    ・ 著者(Author Information)
    ・ 要旨または抄録(Summary or Abstract)
    ・ 緒言(Introduction)
    ・ 材料及び方法(Materials and Methods)
    ・ 結果(Results)
    ・ 考察(Discussion)など
    ③ 英語論文を作成するために必要なスキル
    ④ 英語論文の作成に役立つテクニック・知識

    ≪4~6回目≫図表作成 (益田講師担当)
    ① 作成目的
    ② 基本構成
    ③ 作成時の重要ポイント
    ④ 作成時に役立つテクニック・ツール

    ≪7~9回目≫スライド・ポスター作成 (益田講師担当)
    ① 作成目的
    ② 基本構成
    ③ 作成時の重要ポイント
    ④ 作成時に役立つテクニック・ツール

    ≪10回目≫QC (倉冨講師担当)
    ① 論文QC実施時の確認内容
    ② おさえておきたいポイント、注意点

    ≪11回目≫研究・出版倫理 (倉冨講師担当)
    ① 論文出版時に従うべきガイドライン(ICMJE recommendations等)
    ② 主な注意点:著者要件、利益相反、謝辞、研究倫理に関する情報の開示等
    ③ メディカルライターの役割

    ≪12回目≫論文投稿・学会登録 (倉冨講師担当)
    ① 投稿/登録前に確認すべきこと-規定、登録システム等
    ② 論文投稿から受理までのプロセス

    ※回によっては講師より課題が提供される場合もあります。
    ※カリキュラムは受講生や進捗の状況により、入替えや変更の可能性もございます。

    開催方法

    ・ZOOMを使用してオンラインにて開講いたします。
    ・益田講師担当分の1~9回(論文・学会資料作成)のみ、倉冨講師担当分の10~12回(出版・研究倫理等)のみの受講も可能です。

    募集要項

    開講期間
    2023年7月開講~2023年12月末終了(予定)
    第2・4木曜日14:00~15:30(1時間30分)
    ※一部不規則な日程となっております。以下のスケジュールをご確認ください。
    ※ご都合がつかない場合、録画受講も可能です。

    受講条件

    ・オンライン講義に対応できるPC環境を整えられる方(カメラ、マイクセットなど含む)
    ・講師やほかの受講生と積極的に意見交換ができる方

    受講料

    全12回受講の場合、益田講師担当分の1~9回のみの場合、倉冨講師担当分の10~12回のみの場合で、それぞれ受講料が異なります。
    1.全12回            税込66,000円
    2.1~9回(論文・学会資料作成) 税込52,000円
    3.10~12回(出版・研究倫理等) 税込18,000円

    ※お支払いは銀行振込み、クレジットカード支払い、コンビニ支払いをお選びいただけます。
    ※特別割引適用あり
    以下の①~③のいずれかに当てはまる方は、10%割引にてご受講いただけます
    ① アスカコーポレーションの登録翻訳者、ライター、チェッカー
    ② 第1期~第5期までの修了生
    ③ 大学生、大学院生

    定員

    定員:10名程度
    ※最低開講人数:8名。8名に達しない場合、開講を見送る場合がございます。

    応募について※申込み受付を終了しました。

    ・応募締め切り予定:7月6日(木)17時
    ※応募状況によっては、締め切りが変動する場合がございます。
    参加ご希望の方は下記フォームよりお申し込みください

    https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=0iNI7BMbXkWt-LBbtvbjJoNySZe980dHlgl1E8hFaktUQVpTWlQ4SVpRV0I2RjQzNDRFOFEzRlFGMy4u

    担当講師

    益田 和義
    フリーランスメディカルライター。薬学博士(大阪大学)、工学修士(早稲田大学)。
    内資系製薬会社の研究所に22年間勤務し、17年間はDrug Delivery Systemの研究に,その後5年間は探索ADME (Absorption, Distribution, Metabolism, Excretion) に関する開発研究に従事した。この間に16報の論文発表及び6件の特許出願を行い,開発研究では10以上の開発化合物を選出している。その後開発部に異動し,非臨床担当責任者として13年間で10以上の開発プロジェクトを承認申請に向けてリードした。退職後は、フリーランスのメディカルライターとして、市販後資材、学会発表資料、論文、IB並びにCTDなどの医薬品に関する資料の作成支援を行っている。

    https://note.asca-co.com/n/nc99d49dd0071

    倉冨剛
    アスカコーポレーション ソリューション事業部3 部長・シニアメディカルライター。医学博士(東京大学)、理学修士(東京工業大学)、ISMPP Certified Medical Publication Professional™ (CMPP™)。
    精神医学分野でPh.D.を取得後、外資総合系コンサルティングファーム、医学部教員、外資学術出版社メディカルライター、フリーランスを経て現職。専門は生物学的精神医学、脳神経医学、分子遺伝学、細胞生物学。メディカルライターとして、原著論文・総説執筆(臨床試験、市販後調査等)、学会発表資料作成、文献調査等に携わる。現職では、ライティング・QCプロセスのマネジメント等を主な職務とするが、個別案件のライティングやQCにも関わる。

    https://note.asca-co.com/n/nee203a3614e6

    お問い合わせ

    下記リンク先のお問い合わせフォームよりお問い合わせください

    https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=0iNI7BMbXkWt-LBbtvbjJoNySZe980dHlgl1E8hFaktUOEYzWklPUkNRS0FNQTBNTERaWjBCRlI4RS4u

  • ASCAのパートナーさんは未来志向!

    ASCAのパートナーさんにMTやCATツールの利用状況についてアンケート形式で聞いてみた。「MTを導入することで翻訳時間が短縮したか」という問いに対して80%の人が「した」と答え、次の仕事に時間を当てたり、翻訳以外の時間に当てることができた、など業務効率の向上が確認できた。「短縮しなかった」と答えた20%の人は、作業短縮するには、用語集・TMの充実やスキルアップがポイントになるなどと答え、決してネガティブには取っていないように感じられた。

    「機械翻訳の導入により、心理的、作業的にプラスになっていることはありますか?」という質問に対しても87%が「プラスになる」と答え、「入力・検索時間の短縮」や見落とし防止や用語の統一などの品質向上に役立った、と回答いただいた。

    MT精度や機能の向上など、課題は多いが、まずはどう使うか、試してほしいと願っている。

    品質は落とさず、納期短縮が実現すれば、パートナーさん自身の収入が増えるだけでなく、ASCAの顧客満足度が上がり、リピートにも確実につながる。翻訳者さん本来の仕事に集中することが可能になるはずだ。ASCAのエンジンを使うことで精度面や安全性を担保する。そう信じてASCAはMTを進化させてきたし、これからも進む。

    29日にASCAパートナーさんに限定し、翻訳の効率化についてのセミナーを開催する。タイトルは「機械翻訳による作業の効率化」。

    https://note.asca-co.com/n/n97670cc15d38

    生成AIの登場で、翻訳そのものが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。

    幸いなことに、ASCAのパートナーさんは未来志向である。変わることを恐れず、未来にベクトルが向いている。私たちも一緒に未来を考えたい。

  • 第1回ASCA Academy パートナー勉強会 専門知識編※開催終了

    ASCAは「実力のあるパートナーとの連携」を重視し、
    「強み」にも上げ、様々な取り組みを行っています。
    今回はそんな取り組みの一部をご紹介します。

    そもそもパートナーって?

    ASCAで活躍されている翻訳者さん、ライターさん、チェッカーの方々、
    DTPオペレーターの方々を、ともに成長していける方という意味を込めて
    社員は「パートナー」と呼んでいます。
    フリーランスでありながら、共に成長し、一緒に成果を作っていただく方々です。

    高度な知識とスピードが求められる分野で活躍するパートナーを、
    ASCAは細やかなコミュニケーションを図ることでフォローしています。

    その取り組みの一環である勉強会を、今回ご紹介します!
    (その他の強みは↓より。ぜひご覧ください!)

    https://www.asca-co.com/strength.html

    ASCAの勉強会

    ASCAでは今年の5月より、弊社で活躍するパートナーさんを対象に、
    定期的に勉強会を開催します。

    内容は、治験文書に関する知識や、
    CATツールを使用した効率的な翻訳の進め方など様々。
    まだ登録したばかりの新人さんから、活躍しているベテランさんまで、
    レベルアップを目的とした内容で開催しています。

    また、参加者の方とコミュニケーションがとれるよう工夫もしております。
    講義内容は事前にアンケートを取り、皆さんの声をなるべく反映させる形で決定します。

    参加形態も自由に選ぶことができます。
    ご都合に応じてオンラインと、対面での出席が選択できます。

    5月29日(第1回)開催

    5月29日に開催した第1回では、「治験文書の全体像」。
    大手製薬メーカで研究開発・翻訳に従事されてきた
    弊社顧問である上條が講師を務めました。
    知っているようで知らない、けど聞けない…といった基本の部分を、
    ひも解いて易しく解説いただきました。

    本勉強会では講義中の質問も、もちろんwelcome!
    時間の許す限り、回答していきます。

    次回開催について(6月29日)

    次回、6月開催のテーマは「機械翻訳による作業の効率化」

    昨今多くのクライアントから納期の短縮を要求されております。
    弊社でも機械翻訳やCATツールを使用する案件が主流となってきており、
    このタイミングで改めて皆様に効率的なツールの使用方法を、
    弊社トップ翻訳者よりお話しさせていただきます。

    【第2回セミナー概要】
    開催日時:6月29日(木)14:00~15:00
    開催形態:オンライン(zoom)+対面 ※対面は人数制限がございます
    内容:機械翻訳による作業の効率化+質疑応答

    ASCAの取り組みについて、いかがでしたでしょうか。
    ASCAでは「活躍したい!」というパートナーを募集しております。
    詳細は↓よりご確認いただけます。
    興味のある方はぜひのぞいてみてください!

    https://www.asca-co.com/recruit/partner.html

  • 【終了しました】第32回 Science Cafe 量子熱帯魚の縞模様:ナノテクの新奇アプローチ

    Science Cafeのご案内

    Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。

    研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。

    日  時:2023年7月28日(金)14:00~14:40(予定)
    演  題:量子熱帯魚の縞模様:ナノテクの新奇アプローチ
    演  者:浅場 智也 先生
                     -京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
                     -科学技術振興機構 JSTさきがけ

    概要

    現代文明を支えている半導体ナノテクノロジーは、その微細加工技術が限界に迫りつつあります。この限界を超える全く新しい手法のひとつとして、今回我々は、グラファイト基板上に塩化ルテニウム半導体の量子細線を作製する手法を発見しました。この量子細線は幅も間隔も原子数個分で、ほぼ直線で等間隔にならび、X字接合やリングといった有用なパターンも生成可能です。さらに、量子細線の形成原理はチューリング機構と呼ばれる、熱帯魚の縞模様やヒョウのまだら模様を生成するメカニズムに由来すると考えられます。チューリング機構による原子スケール量子細線パターンの作製は基礎・応用の両面で意義深く、超微細加工技術に新しい視点を提供します。

    掲載号:Science Advances 2023年5月3日号​
    “Growth of self-integrated atomic quantum wires and junctions of a Mott semiconductor”
    SCIENCE ADVANCES, 3 May 2023, Vol 9, Issue 18 DOI: 10.1126/sciadv.abq5561

    お申込み

    以下のURLよりお申込みください。

    https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_ZrtyCDuFREe-_NDMVcILMA

    ご登録いただく際、名、姓の順での記載となっておりますのでご注意下さい。また、確認メールにおいて敬称が省略される場合がありますことを予めご了承ください。
    *定員になり次第、締め切りよりも前に締め切る場合がございますので、予めご了承ください。

    お問合せ先
    Science Japan Office  担当:ランベッリ律恵
    E-mail: science_cafe_japan@asca-co.com