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  • 【終了しました】第30回 Science Café 抗IL-8リサイクリング抗体による子宮内膜症の炎症と線維化の改善

    Science Cafeのご案内

    Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。

    研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。

    日  時:2023年5月30日(火)14:00~14:40(予定)
    タイトル:抗IL-8リサイクリング抗体による子宮内膜症の炎症と
                      線維化の改善
    演  者:西本(垣内) 綾子 氏
                     中外製薬株式会社トランスレーショナルリサーチ本部
                     プロジェクト推進部/Global Project Leader

    概要

    子宮内膜症は、20-40歳代の女性の10人に1人が罹患しており身近な婦人科疾患です。強い月経痛だけでなく、慢性的な下腹部痛や不妊症の原因にもなるため、患者さんの生活や人生を変えてしまうこともある疾患です。標準治療薬はホルモン剤で月経を止めて症状を緩和しますが、わたしたちは月経や排卵を止めない非ホルモンの薬剤を目指し、子宮内膜症の炎症や線維化とIL-8の関係に注目しました。本研究では従来型抗体の限界や動物モデルの限界を乗り越えて、誘引サルモデルを用いて抗IL-8リサイクリング抗体による子宮内膜症の炎症と線維化改善を示しました。産官学の共同研究によりどうやって研究の壁を乗り越えたか、についてもご紹介いたします。

    掲載号:Science Translational Medicine 2023年2月22日号​
    “A long-acting anti–IL-8 antibody improves inflammation and fibrosis in endometriosis”
    SCIENCE TRANSLATIONAL MEDICINE 22 Feb 2023 Vol 15, Issue 684​1 DOI: 10.1126/scitranslmed.abq5858

    中外製薬株式会社HP​:

    https://www.chugai-pharm.co.jp/

    西本氏 LinkedIn:

    https://jp.linkedin.com/in/ayako-nishimoto-kakiuchi-amy109

    お申込み

    以下のURLよりお申込みください。

    https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_2HXZ5Kv7Rzuci_9GMGoRcw

    ご登録いただく際、名、姓の順での記載となっておりますのでご注意下さい。また、確認メールにおいて敬称が省略される場合がありますことを予めご了承ください。
    *定員になり次第、締め切りよりも前に締め切る場合がございますので、予めご了承ください。

    お問合せ先
    Science Japan Office  担当:ランベッリ律恵
    E-mail: science_cafe_japan@asca-co.com

    講演を終えて

    第30回Science Café「抗IL-8リサイクリング抗体による子宮内膜症の炎症と線維化の改善」、が5月30日に開催された。Caféでは企業研究者初、中外製薬株式会社トランスレーショナルリサーチ本部プロジェクト推進部/Global Project Leader西本(垣内) 綾子氏の発表である。

    子宮内膜症は、20~40歳代女性の10人に1人が罹患している身近な婦人科疾患である。強い月経痛、慢性的な下腹部痛や不妊症の原因にもなり、患者の生活や人生を変えてしまうというのに、ホルモン剤を使う治療に頼らざるを得ないのが現状で、未だ根本的な治療法が開発されていない。今回の研究では、月経や排卵を止めない非ホルモンの薬剤開発としてIL-8に注目した。炎症性サイトカインであるIL-8が子宮内膜症の炎症と線維化の進展に関与し、IL-8を制御することが病態改善につながることが確認できたのである。子宮内膜症に対する新たな治療薬につながるに違いない。

    そもそも子宮内膜症の研究は難しい。ラットやマウスには月経がない(内膜がはがれない)ため、実験には使えない。そこで、NIBIOHN 霊長類医科学研究センターの協力を得て、子宮内膜症自然発生モデルのカニクイザルを実験に使うことで今回の研究が可能になったのだという。その上、子宮内膜症自然発生カニクイザルは稀有で、均質化も難しい。それゆえ、自治医科大学付属埼玉医療センターの助けを借り、ビデオモニターによる所見観察、病変採取を実現することで、病態メカニズムの解明につなげた。まさに、産官学のエキスパートによる努力の集積と15年にもおよぶ長期共同研究が今回の成果である。

    そうした外部の力と、社内の研究者のパッション、お互いの研究をリスペクトすることが秘訣だと語る西本氏。今回の研究が国内外で注目されることで、女性の健康を損なう子宮内膜症の注目度を高め、患者さんや周りの人たちが、より活き活きと生活できる社会の実現に貢献したいとおっしゃっていた。

    医者は目の前の患者さんしか助けられないが、薬学研究者は世界中の患者さんを救うことができるすばらしい仕事である、と医師に助言されたことが励みになっているという。名言である。

    さまざまな専門性を活かす一方で、自分とは違った研究に触れることが重要であるとも語っておられた。くじけそうになったこと、逃げたくなったことも何度もあったに違いない。それでも笑顔で研究のすばらしさを伝える西本氏の姿に、私たちは勇気をもらった。ますますの研究の成果を心から応援したい。                      
                           文:Science Japan Office

    掲載号:Science Translational Medicine 2023年2月22日号
    “A long-acting anti–IL-8 antibody improves inflammation and fibrosis in endometriosis”
    SCIENCE TRANSLATIONAL MEDICINE 22 Feb 2023 Vol 15, Issue 684 DOI: 10.1126/scitranslmed.abq5858 子宮内膜症の研究

    中外製薬ニュースリリース:
    抗IL-8リサイクリング抗体AMY109、子宮内膜症の炎症と線維化改善に関する産官学での非臨床試験の成果がScience Translational Medicineに掲載

    https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20230224113000_1286.html?year=2023&category=

  • 藤田医科大学がScienceに紹介されている:Leading Japan in translational medical research

    Science3月24日号に、「Leading Japan in translational medical research」というタイトルで、藤田医科大学の取り組みが紹介された。

    愛知県にある藤田医科大学(FHU)は、国際的な学術ネットワークを有し、医学研究と教育の未来モデルとして注目されている。
    1968年、医師であり生化学者でもある藤田啓介氏によって設立されて以来、大学を基礎研究と臨床研究の両方のリーダーとして力を注いできたという。基礎研究に重きを置けるのは、学生数は 3,000人に対する教員数ほぼ1,000人の体制も大きく、学生との密な関係が構築されている。

    国際ネットワークも充実し、新しい医療技術を共同開発するなど、様々な施設とのフェローシップも活発である。具体的には、米国ジョンズ・ホプキンス大学との国際協力により、脳卒中患者の嚥下障害を含むリハビリテーション医学の治験を共有し、嚥下障害の診断と管理のために、CTやMRI、ビデオ蛍光透視法などの画像診断法を研究する強力なパートナーシップを実現している。
    2022年に設立されたトランスレーショナル リサーチセンターには、臨床試験に関係する、すでに100人近く人材が採用され、CAR T細胞療法の開発も行い、白血病や他の癌に対しても同様の効果が期待されている。

    また、FHUは新しい外科用ロボットシステムを消化器の治療に活用。外科医は4つの医療センターに配置し、手術は別の場所で行われる。こうしたこのロボティクスの技術を支えるのは、癌診断のための深層学習の応用だという。いくつかの企業と協力して、臓器や組織のイメージング時間を短縮しながら画質を向上させている。

    その他、患者の匿名性とセキュリティを維持しながら、医療センター、薬局、およびその他の関連機関からアクセスできる「スマートシティ」を目指している。

    FHUは歴史が浅く小規模な大学であるが、大学病院としては国内最大病床数を誇り、日本の医療の変革をリードし、国内および世界の医療に変化をもたらす大学として注目したい。
    (写真は、Science誌掲載藤田医科大学提供)

    この内容を、是非原文から確認ください。

    https://www.science.org/content/resource/leading-japan-translational-medical-research

  • 桜散る、坂本龍一が舞ってしまった

    桜の花びらが舞う4月2日、坂本龍一の訃報は、言葉にならない悲しいニュースだった。桜散る、そして彼は舞ってしまった。

    昨年のASCAのクリスマス忘年会で、音楽療法されているプロのピアニストに「戦場のメリークリスマス」の主題歌を生演奏いただき、参加者皆の心に響いた。大島渚監督の映画で、メインテーマ「Merry Christmas Mr. Lawrence」は今なお弾き継がれる代表曲である。もともと俳優にとして出演してほしいと依頼され、音楽を担当させてもらうことが条件だったという。俳優としての存在感も迫力があったが、やはり彼の音楽は心に残る。

    がんとの闘病で、1年間で、20時間にも及ぶ手術を含めて6回の手術をした、と。壮絶な戦いだっただろうに、最後まで音楽活動をつづけていたのだから「世界のサカモト」の迫力である。

    「芸術は永遠であるが、人生は短い」という一節が好きだったという。“Ars longa, vita brevis.” “Art is long, life is short.”と正式ページに紹介されている。https://www.sitesakamoto.com/whatsnew/
    人間の命は短いが、すぐれた芸術作品は作者が死んだのちも長く残る。だから芸道に精進しなければならない、という意味である。

    もともとは、医学の祖であるヒポクラテスのことばに由来するのだと。元来はギリシア語で、人の一生は短いが医術は奥が深くなかなかきわめがたい、だから、医を学ぶ者は怠らず励まなければならない、のだと。(「コトバンク」より:https://kotobank.jp/word/%E8%8A%B8%E8%A1%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E3%81%8F%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AF%E7%9F%AD%E3%81%97-488732

    坂本龍一は、医学の進歩に向き合う医師たちに最後まで感謝を伝えていたという。
    芸術と医療、もちろん私たちの仕事も、怠らず精進すれば永遠に残る。
    そう信じて日々を励みたい。

  • 2022年1月 いよいよASCA Academyライティング講座 第4期がスタート!! ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました
    2022年1月より、医薬・サイエンス分野のライティング技術を学ぶASCA Academyライティング講座の第4期がスタートします。
    主にProtocolやCTDなどの治験文書を扱う「治験コース」と、論文(臨床・非臨床)を扱う「論文コース」の2つのコースです。
    ※各コースの詳細は下記のリンクよりご確認ください。
    治験コースのご紹介
    論文コースのご紹介

    講師陣は、ASCAで日々ライターとして業務に携わっている現役の方々がつとめます。講義はすべてオンラインでおこない、世界中どこからでも受講いただけます。少人数で実践的な内容を学べるよう組まれたプログラムです。講師との距離も近いため、現場を知り、知識を習得したい方々にとって積極的に学ぶことができる大変良い機会となります。
    医薬品の臨床開発業務のうちCTDなどの資料作成業務や、医薬品に関連した非臨床及び臨床論文の作成業務は、SOHOやフリーランスとしてより自由な働き方が可能な専門業務です。
    すでに翻訳をされている方や医薬系翻訳者を目指されている方にとっては、ライティングのお仕事を知り、業務の幅を広げることができます。

    こんな方が対象です:
    ・翻訳の仕事をしているが、ライティングもできるようになりたい。
    ・働き方を変えたい(組織に所属するのではなく、フリーランスとしてSOHO、在宅で)。
    ・製薬メーカーで働いているが、いつかProtocolやCTDなどのライティングができるようになりたい。
    ・研究の仕事をしているが、いつか論文ライターとして独立したい。

    ますますニーズの高まるライティング分野で、新たなステージに挑戦したい方々、ぜひお集まりください!
    お待ちしております!

    募集要項

    開講期間
    治験コース 第2・第4水曜日14:00~15:30(1時間30分)
    論文コース 第2・第4木曜日14:00~15:30(1時間30分)
    ※一部変則的な日程になっております。以下のスケジュールをご確認ください。

    治験コース(Protocol)
     第1回 1月12日(水)
     第2回 1月26日(水)
     第3回 2月9日(水)

    治験コース(CSR)
     第1回 2月22日(火)
     第2回 3月9日(水)
     第3回 3月23日(水)

    治験コース(IB)
     第1回 4月13日(水)
     第2回 4月27日(水)
     第3回 5月11日(水)

    治験コース(CTD)
     第1回 5月25日(水)
     第2回 6月8日(水)
     第3回 6月22日(水)

    論文コース
     第1回 1月13日(木)
     第2回 1月27日(木)
     第3回 2月10日(木)
     第4回 2月24日(木)
     第5回 3月10日(木)
     第6回 3月24日(木)
     第7回 4月14日(木)
     第8回 4月28日(木)
     第9回 5月12日(木)
     第10回 5月26日(木)
     第11回 6月9日(木)
     第12回 6月23日(木)

    応募方法

    各コースの紹介ページの応募フォームからご応募をお待ちしております。
    各コースの受講条件を必ずご確認の上、ご応募ください。

    治験コースのご紹介
    論文コースのご紹介

    注意事項

    ・治験コースと論文コースを同時期に並行して受講することも可能です。
    ・スケジュールは、講師や事務局の事情により日時変更となる可能性もございます。

    コースについてのご質問は、以下のお問い合わせ先までお願いします。

    お問い合わせ先

    ASCA Academyライティング講座 事務局
    株式会社アスカコーポレーション
    担当:西澤、深野
    電話:06-6202-6272
    メール:writing_school@asca-co.com

    ※本コースは終了いたしました

  • ASCA Academyライティング講座第4期 論文コースのご紹介 ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました

    将来的に英語論文のライティング業務に携わることを目指している方々のために、以下の内容が理解できるような学習の場を提供します。
    ASCA Academyライティング講座第4期の概要についてはこちら

    ゴール

    ◆英語論文を読解し、解説資料を作成できる
    ◆非臨床及び臨床に関する英語論文を作成できる
    ◆英語論文の投稿から受理されるまでのプロセスを理解し、実践できる
    主な学習内容
    ◆論文の作成目的と基本構成
    ◆英語論文を作成するために必要なスキル
    ◆英語論文の各構成パートの実践的な作成方法
    ◆英語論文の投稿から受理までの実践プロセス

    カリキュラム

    ≪1回目≫論文とは?
    ① 作成目的
    ② 基本構成
    ③ 各構成パートの概要
     ・タイトル(Title)
     ・ 著者(Author Information)
     ・要旨または抄録(Summary or Abstract)
     ・緒言(Introduction)
     ・材料及び方法(Materials and Methods)
     ・結果(Results)
     ・考察(Discussion)など
    ≪2回目≫英語論文を作成するために必要なスキル
    ① 論文作成のプロセス
    ② 論文作成に必要なスキル
     
    ・文献検索
     ・英語論文の読解及び解説資料の作成
     ・辞書等を用いた英作文
     ・投稿規定の理解
     ・E-mailによる投稿から受理までのやり取り など
    ≪3回目≫英語論文の作成に役立つテクニック・知識
    ① 論文作成の際に役立つ辞書・参考書
    ② 理解しておきたい英文法
    ③ ICMJEの活用
    ④ 役立つ表現
     ・原因・結果
     ・理由
     ・比較 など
    ⑤ 単語数を減らすコツ
    ≪4回目≫論文を作成する際に気を付けたいこと-投稿規定、Authorship、剽窃 など
    ≪5回目≫表題(Title)及び要旨または概要(Summary or Abstract)作成の重要ポイント
    ≪6回目≫緒言(Introduction)作成の重要ポイント
    ≪7回目≫材料及び方法(Materials and Methods)作成の重要ポイント
    ≪8回目≫結果(Results)作成の重要ポイント
    ≪9回目≫考察(Discussion)作成の重要ポイント
    ≪10回目≫結論(Conclusion)、謝辞(Acknowledgements)利益相反(Conflicts of Interest)及び引用文献(References)作成の重要ポイント
    ≪11回目≫臨床試験に関する論文作成の重要ポイント
    ≪12回目≫英語論文の投稿から受理までのプロセス
    ※講義では講師より随時課題が提供されます。
    ※カリキュラムは受講生や進捗の状況により、入替えや変更の可能性もございます。

    受講条件

    1回目・2回目については、条件に当てはまる方はどなたでもご参加いただけます。
    2回目の終了後にテストを実施し、3回目以降の受講資格の可否を判定します。

    1回目と2回目の受講条件
    ・オンライン講義に対応できるPC環境を整えられる方(カメラ、マイクセットなど含む)
    ・講師やほかの受講生と積極的に意見交換ができる方
    3回目以降の受講条件
    ・上記に加え、2回目終了後のテストに合格された方
    ・テストに合格され、3回目以降の受講資格を得られた場合、その後の講座の辞退は原則としてご遠慮いただいております。
    ・テストの判断基準についてはお答えしかねますため、ご了承のほどよろしくお願いします。

    受講料

    ◇1回目・2回目のみご参加の方:5,000円(税別) <合計>5,000円(税別)
    ◇全12回ご参加の方: <1・2回目>5,000円(税別) <3-12回目>65,000円(税別) <合計>70,000円(税別)

    定員

    1回目、2回目の定員:先着20名程度
    3回目以降の定員:10名程度

    応募期間

    2021年11月24日(水)~2022年1月7日(金)

    担当講師

    益田 和義
    フリーランスメディカルライター。薬学博士(大阪大学)、工学修士(早稲田大学)。
    内資系製薬会社の研究所に22年間勤務し、17年間はDrug Delivery Systemの研究に,その後5年間は探索ADME (Absorption, Distribution, Metabolism, Excretion) に関する開発研究に従事した。この間に16報の論文発表及び6件の特許出願を行い,開発研究では10以上の開発化合物を選出している。その後開発部に異動し,非臨床担当責任者として13年間で10以上の開発プロジェクトを承認申請に向けてリードした。退職後は、フリーランスのメディカルライターとして、市販後資材、学会レポート、論文、IB並びにCTDなどの医薬品に関する資料の作成支援を行っている。
    <益田講師へのインタビュー記事はこちら>
    ASCA Academyライティング講座 講師へのインタビュー<論文コースの益田講師>

    応募方法

    以下の応募フォームからご応募をお待ちしております。
    ※受講条件を必ずご確認の上、ご応募ください。
    ※下記フォームは論文コース用です。治験コース受講希望の方は、治験コースの紹介ページからご応募ください。

    1月6日をもって、申込み受付を終了しました

  • ASCA Academyライティング講座第4期 治験コースのご紹介 ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました
    第4期から、治験コースは大幅に講座内容をリニューアルいたします。

    様々な治験文書(Protocol、CSR、IB、CTD)の構造や記載すべき内容、並びにこれらの文書がどのように作成され、使用されるかを理解し、より実践的なライティングが可能となるようにすることを目指していきます。

    ASCA Academyライティング講座第4期の概要についてはこちら

    ゴール

    治験文書(Protocol、CSR、IB、CTD)の構造や記載内容のみではなく、作成方法や使用方法を理解したうえで、これらの文書の作成に携われるようにする。

    主な学習内容

    ・各文書の役割・構成
    ・各文書作成にあたって必要な知識・押さえておくべきポイント
    ・関連するガイドライン
    ・課題を通して、文書作成の実践および解説

    カリキュラム

    4テーマ(予定)、各3回の講義です。
    ≪テーマ1≫Protocol(治験実施計画書)
    ≪テーマ2≫CSR(Clinical Study Report / 治験総括報告書)
    ≪テーマ3≫IB(治験薬概要書)
    ≪テーマ4≫CTD(コモン・テクニカル・ドキュメント)

    ※講義では講師より随時課題が提供されます。
    ※講義テーマ・内容は変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

    開催方法

    ・テーマごとに募集をします。1テーマのみの参加でも構いませんし、もちろん4テーマすべての参加も大歓迎です。
    ・応募人数が各テーマ8名に達しない場合は開講を見送る場合がございます。ご了承ください。
    ・定員は各テーマ15名程度です。定員に達した時点で募集を締め切ります。

    受講条件

    本コースは、実際に治験文書の作成を行うため、以下の(1)~(5)に当てはまる方のみの受講をお勧めいたします。
    (1) 治験文書に関する基本的な知識をもっている方(本コースではある程度知識を持たれていることを前提で講義を行います)
    (2) 以下の①または②に当てはまる方
    ①治験文書の作成や翻訳・チェックの経験が5年以上ある方
    ②治験コース(第1期~第3期)のいずれかを修了された方
    (3)オンライン講義に対応できるPC環境を整えられる方(カメラ、マイクセットなど含む)
    (4)講師やほかの受講生と積極的に意見交換ができる方
    (5)毎回の講義に参加できる方(講義内で受講生同士ディスカッションをしていただいたり、共同で課題に取り組んでいただいたりすることも想定しております)

    受講料

    1テーマ目:20,000円(税別)
    2テーマ目以降:18,000円(税別)
    ※特別割引適用あり
    以下の①または②に当てはまる方は、1テーマ目から18,000円(税別)で受講いただけます
    ①アスカコーポレーションの登録翻訳者、ライター、チェッカー
    ②第1期~第3期までの修了生

    応募締め切り

    各テーマ開講2週間前まで
    1テーマ目 2022/1/6(木) 17:00まで
    2テーマ目 2022/2/8(火) 17:00まで
    3テーマ目 2022/4/1(金) 17:00まで
    4テーマ目 2022/5/11(水) 17:00まで

    担当講師

    三宅 義昭
    エムプラスオー代表。株式会社アスカコーポレーション 顧問。
    外資系製薬会社に21年間勤務し、この間に複数のプロジェクトの臨床開発、臨床薬理試験を含む早期臨床開発計画、アウトソース戦略立案などの業務経験を経て独立。フリーランスとして、医薬品の開発業務の支援を行っている。近年は、協働する企業や個人ライターなどと協働し、リソースを最適化して、CTDや市販後資材などの医薬品に関する資料作成支援を行っている。

    <三宅講師へのインタビュー記事はこちら>
    ASCA Academyライティング講座 講師へのインタビュー<治験コースの三宅講師>

    応募方法

    申込み受付を終了しました。

  • 2021年5月 いよいよASCA Academyライティング講座 第3期がスタート!! ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました
    2021年5月より、医薬・サイエンス分野のライティング技術を学ぶASCA Academyライティング講座の第3期がスタートします。主にCTDなどの治験文書を扱う「治験コース」と、論文(臨床・非臨床)を扱う「論文コース」の2つのコースです。

    ※各コースの詳細は下記のリンクよりご確認ください。

    治験コースのご紹介

    論文コースのご紹介

    講師陣は、ASCAで日々ライターとして業務に携わっている現役の方々がつとめます。講義はすべてオンラインでおこない、世界中どこからでも受講いただけます。
    少人数で実践的な内容を学べるよう組まれたプログラムです。講師との距離も近いため、現場を知り、知識を習得したい方々にとって積極的に学ぶことができる大変良い機会となります。

    医薬品の臨床開発業務のうちCTDなどの資料作成業務や、医薬品に関連した非臨床及び臨床論文の作成業務は、SOHOやフリーランスとしてより自由な働き方が可能な専門業務です。
    すでに翻訳をされている方や医薬系翻訳者を目指されている方にとっては、ライティングのお仕事を知り、業務の幅を広げることができます。

    こんな方が対象です:
    ・翻訳の仕事をしているが、ライティングもできるようになりたい。
    ・働き方を変えたい(組織に所属するのではなく、フリーランスとしてSOHO、在宅で)。
    ・製薬メーカで働いているが、いつかCTDなどのライティングができるようになりたい。
    ・研究の仕事をしているが、いつか論文ライターとして独立したい。

    ますますニーズの高まるライティング分野で、新たなステージに挑戦したい方々、ぜひお集まりください!
    お待ちしております!

    募集要項

    開講期間
    2021年5月開講~2021年10月末終了(予定) 全12回
    治験コース 第2・第4水曜日14:00~15:30(1時間30分)
    論文コース 第2・第4木曜日14:00~15:30(1時間30分)

    受講条件
    1回目・2回目は無料公開講座のため、どなたでも参加できます。
    2回目の終了後にテストを実施し、3回目以降の受講資格の可否を判定します。
    1回目と2回目の受講条件
    ・オンライン講義に対応できるPC環境を整えられる方(カメラ、マイクセットなど含む)
    ※オンライン講座にはZoomを使用予定です
    ・講師やほかの受講生と積極的に意見交換ができる方
    3回目以降の受講条件
    ・上記に加え、2回目終了後のテストに合格された方

    定員
    無料公開講座の定員:先着20名程度
    3回目以降の定員:10名程度

    応募期間
    2021年3月~2021年5月7日(金)17:00

    応募方法

    以下の応募フォームからご応募をお待ちしております。

    2021年5月7日をもって、申込み受付を終了しました

    注意事項
    ・治験コースと論文コースを同時期に並行して受講することも可能です。
    ・スケジュールは、講師や事務局の事情により日時変更となる可能性もございます。
    ・テストに合格され、3回目以降の受講資格を得られた場合、その後の講座の辞退は原則としてご遠慮いただいております。
    ・ミニテストの判断基準についてはお答えしかねますため、ご了承のほどよろしくお願いします。

    コースについてのご質問は、以下のお問い合わせ先までお願いします。

    お問い合わせ先

    ASCA Academy事務局
    株式会社アスカコーポレーション
    担当:伊藤、西澤
    電話:06-6202-6272
    メール:writing_school@asca-co.com

    ※本コースは終了いたしました

  • ASCA Academyライティング講座 第3期 論文コースのご紹介 ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました
    将来的に英語論文のライティング業務に携わることを目指している方々のために、以下の内容が理解できるような学習の場を提供します。
    ASCA Academyライティング講座第3期の概要についてはこちら

    ゴール

    ・ 英語論文を読解し、解説資料を作成できる
    ・ 非臨床及び臨床に関する英語論文を作成できる
    ・ 英語論文の投稿から受理されるまでのプロセスを理解し、実践できる

    主な学習内容

    ・ 論文の作成目的と基本構成
    ・ 英語論文を作成するために必要なスキル
    ・英語論文の各構成パートの実践的な作成方法
    ・ 英語論文の投稿から受理までの実践プロセス

    カリキュラム

    ≪1回目≫論文とは?
    ① 作成目的
    ② 基本構成
    ③ 各構成パートの概要
    ・ タイトル(Title)
    ・ 著者(Author Information)
    ・ 要旨または抄録(Summary or Abstract)
    ・ 緒言(Introduction)
    ・ 材料及び方法(Materials and Methods)
    ・ 結果(Results)
    ・ 考察(Discussion)など
    ≪2回目≫英語論文を作成するために必要なスキル
    ① 論文作成のプロセス
    ② 論文作成に必要なスキル
    ・ 文献検索
    ・ 英語論文の読解及び解説資料の作成
    ・ 辞書等を用いた英作文
    ・ 投稿規定の理解
    ・ E-mailによる投稿から受理までのやり取り など
    ≪3回目≫英語論文の作成に役立つテクニック・知識
    ① 論文作成の際に役立つ辞書・参考書
    ② 理解しておきたい英文法
    ③ ICMJEの活用
    ④ 役立つ表現
    ・ 原因・結果
    ・ 理由
    ・ 比較 など
    ⑤ 単語数を減らすコツ
    ≪4回目≫論文を作成する際に気を付けたいこと-投稿規定、Authorship、剽窃 など
    ≪5回目≫表題(Title)及び要旨または概要(Summary or Abstract)作成の重要ポイント
    ≪6回目≫緒言(Introduction)作成の重要ポイント
    ≪7回目≫材料及び方法(Materials and Methods)作成の重要ポイント
    ≪8回目≫結果(Results)作成の重要ポイント
    ≪9回目≫考察(Discussion)作成の重要ポイント
    ≪10回目≫結論(Conclusion)、謝辞(Acknowledgements)利益相反(Conflicts of Interest)及び引用文献(References)作成の重要ポイント
    ≪11回目≫臨床試験に関する論文作成の重要ポイント
    ≪12回目≫英語論文の投稿から受理までのプロセス
    ※講義では講師より随時課題が提供されます。
    ※カリキュラムは受講生や進捗の状況により、入替えや変更の可能性もございます。

    担当講師

    益田 和義
    フリーランスメディカルライター。薬学博士(大阪大学)、工学修士(早稲田大学)。
    内資系製薬会社の研究所に22年間勤務し、17年間はDrug Delivery Systemの研究に,その後5年間は探索ADME (Absorption, Distribution, Metabolism, Excretion) に関する開発研究に従事した。この間に16報の論文発表及び6件の特許出願を行い,開発研究では10以上の開発化合物を選出している。その後開発部に異動し,非臨床担当責任者として13年間で10以上の開発プロジェクトを承認申請に向けてリードした。退職後は、フリーランスのメディカルライターとして、市販後資材、学会レポート、論文、IB並びにCTDなどの医薬品に関する資料の作成支援を行っている。
    <益田講師へのインタビュー記事はこちら>
    ASCA Academyライティング講座 講師へのインタビュー<論文コースの益田講師>

    応募方法

    以下の応募フォームからご応募をお待ちしております。

    2021年5月7日をもって、申込み受付を終了しました

    お問い合わせ先

    ASCA Academy事務局
    株式会社アスカコーポレーション
    担当:伊藤、西澤
    電話:06-6202-6272
    メール:writing_school@asca-co.com

    ※本コースは終了いたしました

  • ASCA Academyライティング講座 第3期 治験コースのご紹介 ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました
    将来的にCTDなどのライティング業務に携わるために、以下の内容が理解できるような場を提供します。

    ASCA Academyライティング講座第3期の概要についてはこちら

    ゴール

    ・ CTDの臨床パートの内容が理解できる
    ・ 英語のCTDから日本語のDraft CTDを作成するときの記載内容や参照資料が理解できる

    主な学習内容

    ・ 医薬品開発全体
    ・ 医薬品の臨床開発戦略
    ・ CTDの臨床パートで求められる情報
    ・ 関連するガイドライン
    ・ CTDの記載内容

    カリキュラム

    ≪1回目(無料公開講座)≫
    医薬品開発の概観~臨床開発段階を中心とした概観~
    ≪2回目(無料公開講座)≫
    コモンテクニカルドキュメント(CTD)とは?~臨床モジュール(Module 2.7)の記載内容の概観~
    ≪3回目≫
    Module 2.7.1:生物薬剤学試験及び関連する分析法①~製剤開発プログラムと製剤間ブリッジング~
    ≪4回目≫
    Module 2.7.1:生物薬剤学試験及び関連する分析法②~記載すべき内容と参照すべきガイドライン~
    ≪5回目≫
    Module 2.7.2:臨床薬理試験①~薬物動態(PK)及び薬力学(PD)~
    ≪6回目≫
    Module 2.7.2:臨床薬理試験②~PKに影響を及ぼす可能性のある要因:相互作用、特別な集団~
    ≪7回目≫
    Module 2.7.2:臨床薬理試験③~その他、臨床薬理パートで評価する内容:心電図(QTc延長)、免疫原性~
    ≪8回目≫
    Module 2.7.2:臨床薬理試験④~記載すべき内容と参照すべきガイドライン~
    ≪9回目≫
    Module 2.7.3:臨床的有効性①~対象集団、主要評価指標と副次的評価指標など~
    ≪10回目≫
    Module 2.7.3:臨床的有効性②~記載すべき内容~
    ≪11回目≫
    Module 2.7.3:臨床的安全性①~安全性評価指標:有害事象など~
    ≪12回目≫
    Module 2.7.4:臨床的安全性②~記載すべき内容~

    ※講義では講師より随時課題が提供されます。
    ※カリキュラムは受講生や進捗の状況により、入替えや変更の可能性もございます。

    担当講師

    三宅 義昭
    エムプラスオー代表。株式会社アスカコーポレーション 顧問。
    外資系製薬会社に21年間勤務し、この間に複数のプロジェクトの臨床開発、臨床薬理試験を含む早期臨床開発計画、アウトソース戦略立案などの業務経験を経て独立。フリーランスとして、医薬品の開発業務の支援を行っている。近年は、協働する企業や個人ライターなどと協働し、リソースを最適化して、CTDや市販後資材などの医薬品に関する資料作成支援を行っている。

    <三宅講師へのインタビュー記事はこちら>
    ASCA Academyライティング講座 講師へのインタビュー<治験コースの三宅講師>

    応募方法

    以下の応募フォームからご応募をお待ちしております。

    2021年5月7日をもって、申込み受付を終了しました

    お問い合わせ先

    ASCA Academyライティング講座事務局
    株式会社アスカコーポレーション
    担当:伊藤、西澤
    電話:06-6202-6272
    メール:writing_school@asca-co.com

    ※本コースは終了いたしました

  • ASCA Academyライティング講座 第2期 論文コースのご紹介 ※申込み受付を終了しました。

    ※本コースは終了いたしました
    将来的に英語論文のライティング業務に携わることを目指している方々のために、以下の内容が理解できるような学習の場を提供します。

    ASCA Academy ライティング講座 第2期の概要についてはこちら

    ゴール

    • 英語論文を読解し、解説資料を作成できる

    • 非臨床及び臨床に関する英語論文を作成できる

    • 英語論文の投稿から受理されるまでのプロセスを理解し、実践できる

    主な学習内容

    • 論文の作成目的と基本構成

    • 英語論文を作成するために必要なスキル

    • 英語論文の各構成パートの実践的な作成方法

    • 英語論文の投稿から受理までの実践プロセス

    カリキュラム

    1回目:論文とは?

    1. 作成目的

    2. 基本構成

    3. 各構成パートの概要
      タイトル(Title)
      著者(Author Information)
      要旨または抄録(Summary or Abstract)
      緒言(Introduction)
      材料及び方法(Materials and Methods)
      結果(Results)
      考察(Discussion)など

    2回目:英語論文を作成するために必要なスキル

    1. 論文作成のプロセス

    2. 論文作成に必要なスキル
      文献検索
      英語論文の読解及び解説資料の作成
      辞書等を用いた英作文
      投稿規定の理解
      E-mailによる投稿から受理までのやり取り など

    3回目:英語論文の作成に役立つテクニック・知識

    1. 論文作成の際に役立つ辞書・参考書

    2. 理解しておきたい英文法

    3. ICMJEの活用

    4. 役立つ表現
      原因・結果
      理由
      比較 など

    5. 単語数を減らすコツ

    4回目:論文を作成する際に気を付けたいこと投稿規定、Authorship、剽窃 など

    5回目:表題(Title)及び要旨または概要(Summary or Abstract)作成の重要ポイント

    6回目:緒言(Introduction)作成の重要ポイント

    7回目:材料及び方法(Materials and Methods)作成の重要ポイント

    8回目:結果(Results)作成の重要ポイント

    9回目:考察(Discussion)作成の重要ポイント

    10回目:結論(Conclusion)、謝辞(Acknowledgements)利益相反(Conflicts of Interest)及び引用文献(References)作成の重要ポイント

    11回目:臨床試験に関する論文作成の重要ポイント

    12回目:英語論文の投稿から受理までのプロセス

    *毎回の講義では講師より課題が提供されます。
    *カリキュラムは受講生や進捗の状況により、入替えや変更の可能性もございます。

    担当講師

    益田 和義

    フリーランスメディカルライター。薬学博士(大阪大学)、工学修士(早稲田大学)
    内資系製薬会社の研究所に22年間勤務し、17年間はDrug Delivery Systemの研究に,その後5年間は探索ADME (Absorption, Distribution, Metabolism, Excretion) に関する開発研究に従事した。この間に16報の論文発表及び6件の特許出願を行い,開発研究では10以上の開発化合物を選出している。その後開発部に異動し,非臨床担当責任者として13年間で10以上の開発プロジェクトを承認申請に向けてリードした。退職後は、フリーランスのメディカルライターとして、市販後資材、学会レポート、論文、IB並びにCTDなどの医薬品に関する資料の作成支援を行っている。

    益田講師へのインタビュー記事はこちら

    応募フォーム

    2020年9月8日をもって、申込み受付を終了しました

    お問い合わせ先

    ASCA Academyライティング講座事務局
    株式会社アスカコーポレーション
    担当:伊藤・西澤
    電話:06-6202-6272
    メール:writing_school@asca-co.com

    ※本コースは終了いたしました