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  • 印刷業界から翻訳業界の営業へ! -西田 沙織-

    (本記事の所属・肩書は2023年1月時点のものになります)

    株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)の社員に質問をしていくこの企画。今回はソリューション事業部部長の西田沙織さんにインタビューを行いました!

    大阪生まれ、大阪インド京都育ち

    よろしくお願いいたします。まずは西田さんのバックグラウンドからお伺いしても良いでしょうか。

    大阪の生まれで、小学校卒業と同時に京都府に引っ越して、それからずっと関西に住んでました。実は、小学生の頃に1、2年ほどインドに住んでいたこともあったりしますが。

    インド!それは親御さんのお仕事の関係で、という感じでしょうか。

    父親の仕事関係でしたね。インドでは現地の学校に通って、その後に日本人向けの補習校に2時間ほど通ってました。

    その後は日本でお過ごしとのことですが、やはり外国語に関わったりはされたのでしょうか。

    中学時代はESS(English Speaking Society)クラブというのに所属したりしていて、英語という教科も好きでしたね。ただ、大学は文学部で心理学について学ぶということを選択しました。

    なるほど。心理学関係のお仕事とかは探されたりしたのでしょうか。

    全く見なかったですね。新卒で入社したのは大阪の印刷会社の企画営業職で、私以外はみんな男性。同期は入社してすぐに営業の仕事をしていましたが、私は一年ほど企画のお仕事をして、それから営業をするようになりました。

    新卒入社した会社での営業のお仕事はどうでしたか。

    楽しいこともあれば辛いこともあったっていう感じでしょうか。深夜まで働いて、タクシーで帰る…なんていうこともたまにありましたね。

    翻訳会社も他の会社と変わらない

    なるほどですね。ASCAのことはどうやって知ったのでしょうか。

    ハローワークで知りました。調べていくうちに「前職での経験を活かせるな」と思いました。

    どういったことが活かせると思ったのでしょうか。

    前職の企画営業職は自分で取ってきた仕事を社内外に手配をして成果物を完成させるという業務内容で、そこでコミュニケーション能力や調整力が培われたのですが、翻訳会社におけるプロジェクトマネジメント業務も似ていると思います。

    たしかに。プロジェクトマネジメントという観点から見れば、たとえば印刷会社もIT企業も、あらゆるプロジェクトマネジメント業務は扱っているものが違うだけで構造は同じなのかもしれませんね。

    なので、当初は医薬の専門知識やビジネス英語への戸惑いもありましたけど、割合すんなりと慣れることができましたね。

    最近お仕事をしていて嬉しかったことは何でしょうか。

    ここ3年間ほどコロナ禍ということもあって、お客様先に訪問することができていなかったのですが、最近ようやく訪問できるようになりまして。訪問してみるとやっぱり「人と話すのが好きだな」と感じます。

    ASCAの魅力

    「営業」というお仕事がお好きなんですね。前職は企画営業職とのことでしたが、前職と比べて何か違いとかはありますでしょうか。

    ASCAは非常にワークライフバランスのとりやすい職場であると感じています。お客様もASCAのことを深く信頼してくださっていますので、非常にお仕事がしやすいと感じています。

    それでは、最後に一言いただけますでしょうか。

    ASCAは医薬分野に特化した翻訳会社ですが、今まで翻訳業界や英語に触れる機会がなかった方でも気にすることなく、ぜひ応募してください!
    異業種で培われた能力を発揮できる場がASCAには必ずあります。

    話し手:ソリューション事業部 部長 西田 沙織
    訊き手:ソリューション事業部 営業 古谷 慶之

    一緒に成長できる社員を大募集しています。
    私たちASCAは、医薬・ライフサイエンス分野における、Total Solution Provider No. 1を目指しています。その実現に向けて、広くさまざまな経験やバックグラウンドを持った人材と働きたいと考えています。

    https://www.asca-co.com/recruit/index.html

  • Science Update 23 Dec, 2022

    サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します。

    Zygotic genome activation by the totipotency pioneer factor Nr5a2
    全能性パイオニア転写因子Nr5a2による胚性ゲノムの活性化

    核内受容体の一つであるNr5a2が、マウスにおける胚性ゲノムの活性化を引き起こすことを明らかにしました。さらに、Nr5a2はパイオニア転写因子として機能することで転写を促進することがわかりました。

    SCIENCE 23 Dec, 2022, Vol 378, Issue 6626

    Department of Totipotency, Max Planck Institute of Biochemistry
    Kikuë Tachibana

    https://www.science.org/doi/10.1126/science.abn7478

  • 謹賀新年:幸せを呼ぶコウノトリ

    新年おめでとうございます。
    私の実家がある町は、コウノトリの郷として知られている。コウノトリは国の天然記念物、1961年の完全絶滅から、市役所の職員の努力で奇跡が起こり、現在200羽ほどが野生に放されるまでになった。今ではコウノトリ郷公園が観光スポットになり、コウノトリが育む有機農法の米はトウノトリ米として人気になるなど、なんでもコウノトリにあやかっている町である。
    なんと元旦、私の実家の近くの畑で見つけ、目の前で飛び立った。2メートルほどもある、見事、優雅な姿だった。
    コウノトリは子供を授ける、幸福を届ける鳥として知られる。コウノトリが屋根の煙突の近くに巣を作ったから、巣立つまで煙突を使わなかった夫婦の元に子供が授かった、とのヨーロッパの言い伝えや、アンデルセンの童話にも同じそうな話があるいうからグローバルに縁起がいい。夫婦がつがいで子育てするというのも微笑ましいトリだ。

    私の母親の写真を永田萌がイラストにして、2005年に「コウノトリ野生復帰」というタイトルの写真が発行された。
    郵政省の人が来て、母の写真を使わせて欲しい、と言われて快諾したという。
    私が好きな切手である。
     
    皆様、今年もよろしくお願いします。
    コウノトリはとにかく幸せを運ぶ、縁起がいい。今年は大変だけど、きっと素敵な年になるに違いない。
     
    皆様、今年もよろしくお願いします。

  • リモート忘年会開催「オンラインでも、ヤー!パワー!」

    今年も開催リモート忘年会

    こんにちは、渡邊です。パートナーさんへの日頃の感謝を込めて、12月23日(金)にリモート忘年会を開催しました。今年の忘年会はオンライン開催とランチ会(オンサイト)というハイブリット型での実施となりました。

    「オンラインでも、ヤー!パワー!」は、本年の忘年会のキャッチフレーズですが、第2回「Simeji Presents Z世代トレンドアワード2022」で年間大賞に輝いた、タレントのなかやまきんに君の決めゼリフにあやかったものです。

    忘年会プログラムの紹介

    「ヤー!パワー!」の掛け声で始まりました。
    まずは、新たにASCAの仲間になった新入社員の紹介。一人ひとりの個性豊かな自己紹介とパーソナルクイズで盛り上がりました。全問正解者がいないという、見事な出題でした。

    続いて立教大学 異文化コミュニケーション学部 の山田教授から「自動翻訳のあけぼの!!~MTリテラシー教育、あるいはMT脱構築~」というタイトルで、機械翻訳(MT)ユーザーガイドをふまえたMT翻訳の現状とこれから翻訳者のあり方についてのご講演。弊社社長からは、業界を取り巻く環境の変化とASCAの取り組みについて。

    その後は、小グループでのブレイクアウトセッション。ASCA社員とパートナーの皆様を交え、フリーディスカッションの場が設けられました。MT翻訳に対する考えや、プロジェクトに関する感想を直接伺うことができ、大変有意義な時間でした。

    最後は、はせがわふさこ様による、ピアノの生演奏。ミニコンサート会場にいるような臨場感に感動でしたが、特に「ひまわり」には、心が震えました。

    おわりに

    今回の忘年会では70名以上のパートナーさんにご参加いただきました。私自身、こんなに大勢のパートナーの皆様にお会するのは初めてでした。ですが、実際にはもっと多くのパートナーさんがASCAとともにお仕事をしてくださっています。私たちの翻訳の仕事は、パートナーさんのパワーがあってこそということを改めて認識し、パートナーの皆様への感謝の思いが溢れてきました。

    今年のASCAは7人の新たなメンバーを迎えました。また、ホームページのリニューアルも行いました。新しさという「チカラ」を携えて2023年もASCAは挑戦しつづけます。

    皆様、来年のASCAにもご期待ください!

    渡邊

  • 年末年始営業のご案内

    平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
    さて、株式会社アスカコーポレーションでは年末年始休暇のため、
    下記日程を休業日とさせていただきます。
    皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますよう
    お願い申し上げます。

    ■年末年始休業日
    2022年12月29日(木)~20223年1月4日(水)
    新年は1月5日(木)より通常営業を開始いたします。
    どうぞ来年も一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

                                 以上

  • 使えば使うほど翻訳作業が楽になる、効果を実感できるツールのご紹介です!

    ASCAが提供するAI翻訳サービス「AIKO SciLingual」は、医学・医学分野に特化したAI翻訳「SciLingual」と翻訳作業を支援する機能が多数搭載された、総合ツールです。

    対訳表示形式の画面構成で翻訳編集が行いやすく、用語登録やフレーズ登録機能によって過去の翻訳を次回以降にご活用いただくことができます。

    ASCAでは医薬品・医療機器分野における長年の経験を活かし、お客様が社内でAI翻訳を活用される中で発生する課題に「翻訳会社ならでは」のサポートを用意しています。

    例えば….

    AI翻訳/ツール活用を前提とした翻訳サポート
    ・用語集作成、対訳集作成(アライメント)、テンプレートファイル作成
    ・作業目的に合った翻訳工程の整備支援(AI翻訳の前・後処理)
    ・御社製品に特化した独自AI翻訳エンジン構築

    ユーザー勉強会
    希望者にAIKO SciLingualの機能説明、活用に関する勉強会を実施致します。

    本Webinarでは、繰り返し使うことで翻訳作業が楽になる「AIKO SciLingual」をご紹介いたします。

    開催日程

    日時:2023年1月13日(金)14:00 – 14:30
    形式:オンライン(Zoomウェビナー形式)
    お申込方法:以下のZoomリンクよりお申し込みください。

    https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_EVADIE8cRpObJfCVj6_ZrQ

    こんな方に

    ・グローバル本社・支社とのやり取りをされる方
    ・AI翻訳の導入を検討されている方
    ・AI翻訳導入後に、効果を感じられていない方
    ・AI翻訳を効率的に使うためのTipsを知りたい方

    お問い合わせ

    お問合せのある方は、アスカコーポレーション 
    AIKO SciLingual担当までご連絡をお願いいたします。
    aiko.scilingual@asca-co.com

  • ポストエディットサービスの国際規格「ISO 18587」の供給者適合宣言をいたします。

    アスカコーポレーションは、2022年12月23日、一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)が発行する「ISO18587供給者適合宣言支援ガイドライン」に基づき、ISO 18587の供給者適合宣言をいたします。

    「ISO 18587」は機械翻訳後の出力結果を修正する「ポストエディット」に関する国際規格です。昨今の機械翻訳の技術向上により、これまで人手主体で行ってきた翻訳業務は機械翻訳を活用することが標準と変化しており、機械翻訳活用に伴う「ポストエディット」の需要はどんどん拡大しています。
    また、製薬業界のグローバル化が進み、グローバル水準でのプロセスや品質管理が標準となっております。
    アスカコーポレーションは、こうした製薬業界の変化とニーズに応えるため、ISO 18587の供給者適合宣言により、グローバル水準でのサービスを提供し、より一層皆様に貢献できるよう努めてまいります。

  • ご講演で心に残ったメッセージを紹介します

    論文にメッセージを込める。査読者や読み手にとって何を伝えたいかというメッセージを明確にすることで、テーマがぶれない明確な論文になる。それは研究のテーマとも共通し、自分を支える軸になる。

    第48回講演者
    大阪大学大学院医学系研究科 助教
    河合 喬文

    https://note.asca-co.com/n/n260cf05c1287


    神経科学の技術革新が今まさに起こっている。今回の研究では、シナプスを操作する分子ツールを用いてシナプス増強による睡眠の誘導を観察し、そのメカニズムを計算的な手法で解析できた。このことは睡眠研究の歴史に新たな局面を開くことになるだろう。

    第46回講演者
    東京大学大学院 医学系研究科 助教
    澤田 健

    https://note.asca-co.com/n/n12759e6e3d0e


    研究は失敗の連続で、苦労の日々ばかりだと思います。
    よく考え工夫し努力を重ねていると、時々成功して前進します(再現性は大事)。努力を重ねても、この方法は一回諦めよう、という時もあります。

    研究は、時々素晴らしいものを見せてくれます。この研究でも、生命の造形の美しさに出会うことができました。それは、私がこの仕事を続ける理由の一つです。また、研究を通じて、日本の様々な場所や海外で働いたり、宇宙実験に携わるなど、自分では想像もつかなかった経験をさせてもらい、その過程における人との出会いは得難いものでした。

    研究は、楽しんだり苦労したりしながら、時に素晴らしいことや美しいものにめぐり逢う人生と通じるものがあるように思います。

    ただし、「研究」の部分を他の言葉に変えたくなったらそれも良いと思います。研究以外にも素晴らしいことは数多く存在し、研究を通じて培われた考え方や問題解決法は、人生を豊かにしてくれると信じています。

    第45回講演者
    横浜市立大学 医学部 臓器再生医学 助教
    田所 友美

    https://note.asca-co.com/n/n2d91a983676f


    論文は “Simple and impressive” で書く。理解しやすい筋道と概念のおもしろさを組み入れられるように、最初にコンセプトを考える時間を大切にしています。

    第44回講演者
    理化学研究所 脳神経科学研究センター 神経老化制御研究チーム 客員研究員University College London​, UK Dementia Research Institute, Research Fellow
    綿村 直人

    https://note.asca-co.com/n/nfb0858585de0


    サイエンスって楽しい!面白い!
    日々のいろいろなところで感じる感動や、興味を持ったことを大切にしてほしい。自分自身の探究心を掘り下げることの積み重ねが、新しい発見につながる原動力となります。

    第43回講演者
    理化学研究所 生命医科学研究センター リサーチアソシエイト
    京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(WPI ASHBi)特任研究員
    小口 綾貴子

    https://note.asca-co.com/n/na5ef583d51c2


    大勢の人が同じものを見ていても、人によって気付くことは違っている。研究結果を目前に、その重要性に気付くかどうかは、結果と丁寧に向き合い、より深く観察する姿勢から得られるものである。

    第42回講演者
    東京大学大学院医学系研究科 免疫疾患機能ゲノム学講座 特任教授
    岡村 僚久

    https://note.asca-co.com/n/n9e2bd687df93


    良くも悪くも自分の成果をが純粋に評価される研究の世界。明確な目標が見つけられない時も、自分ができることをとにかく一生懸命やろうと心に決めて続けてください。

    第41回講演者
    大阪大学 微生物病研究所 特任研究員
    伊東 瑛美

    https://note.asca-co.com/n/n0d1153d4a0da


    “Connecting the dots (点と点をつなぐ)” by Steve Jobs

    その時は気付かなかったけれど、何かのご縁があって与えられた課題をこなしていたことが、振り返れば線となり、大きな成果となって現在に至る。かけがえのない瞬間を、与えられている仕事を一生懸命にこなしていってほしいと思います。

    第40回講演者
    国立研究開発法人 理化学研究所 脳神経科学研究センター 神経動態医科学連携研究チーム チームリーダー
    中冨 浩文

    https://note.asca-co.com/n/n9ee303a882b7


    何よりも自分が楽しいと思うことを、まずは精一杯やること。それが後で役に立つかどうかということは考えずに、とにかく今楽しいと思うことをとこ
    とんやってください。

    第39回講演者
    大阪公立大学大学院 理学研究科 物理学専攻 准教授
    大阪公立大学 南部陽一郎物理学研究所 兼任研究員
    藤井 俊博

    https://note.asca-co.com/n/n3d281116f4e9


    周りで支え指導してくださる先生方が、私を次なるステージへと連れて行ってくれる。そんな方々がいるからこそ、失敗を恐れずに挑戦することができる。可能な限り大きな課題に立ち向かうことを私は心に留めて生きていく。

    第38回講演者
    順天堂大学 大学院医学研究科 生化学・生体システム医科学 助教
    金光 昌史

    https://note.asca-co.com/n/n72e144d30d52


    自分の研究が生かされる場所を追い求め、外の世界へ飛び出していこう。チャレンジせずに後悔するより、チャレンジして後悔するほうがきっといい。私はチャレンジし続ける研究者でいたい。

    第37回講演者
    名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授
    国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野長、先端医療開発センター 免疫TR分野長
    Science Translational Medicine Scientific Advisory Board
    西川 博嘉

    https://note.asca-co.com/n/ne6cfae93dfa7


    たんぱく質複合体を予測するために構築された、人工知能プログラム AlphaFold Multimer。このAIを利用することで、研究速度が一気に早まった。新技術を巧みに利用できる研究者が新たな時代を築いていく。

    第36回講演者
    順天堂大学 医学部 生理学第二講座 助教
    石村 亮輔

    https://note.asca-co.com/n/n00ed42ab5fbf


    コロナ・パンデミックにロックダウン、今まで経験しなかった事態における共同研究のスタートだった。それでも研究者同士がつながって、成果を出し合った。議論に議論を重ねて、足りない部分を補い合った3年間 ―― 研究が一つのかたちとなって今ここにある。この経験は必ずや次の難局に立ち向かう糧となる。

    第35回講演者
    順天堂大学大学院 医学研究科 微生物学 教授
    岡本 徹

    https://note.asca-co.com/n/na9f864208b96


    「期待外れ」が生じても、それを乗り越えられる力が私たちには備わっている。ドーパミン神経細胞の役割を最大限に引き出す秘密は、きっと自分が本当に好きだと思うことに出会うこと。運をつかむ力を引き出すこと。人間力を磨くこと。

    第34回講演者
    京都大学医学研究科 高次脳科学講座 神経生物学分野 特定准教授(京都大学創発PI)
    小川 正晃

    https://note.asca-co.com/n/n6b6db29c1512


    ===============================================
    Five “C” 
    Courage(勇気)をもって困難な問題に
    Challenge(挑戦)し、必ずできるという
    Confidence(自信)をもち、全力で
    Concentration(集中)し、あきらめず
    Continuation(継続)することで
    時代を変革する研究を世に発信することができるのです 本庶 佑先生
    ===============================================

    5つの”C”をいつも心に。辞めたいと思ったことは何度もある。それでも前に進むしかないのです。

    第33回講演者
    理化学研究所・脳神経科学研究センター・多階層精神疾患研究チーム チームリーダー
    林(高木)朗子

    https://note.asca-co.com/n/n858a031811cc


    自分とは違った専門の人からの意見を取り入れることが、思いもよらない発見になる。人と話すことを恐れずに、粘り強く進んでいこう。

    第32回講演者
    京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻/JSTさきがけ
    浅場 智也

    https://note.asca-co.com/n/n2e0150b2a4e3


    世界のトップ研究者というのは案外自分の手の届く場所にいる。それを体感しに海外に出てみよう。Scientistsの舞台は世界なのだから。

    第31回講演者
    世界トップレベル研究拠点 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC)免疫応答動態学研究室 教授
    大阪大学 微生物病研究所 免疫応答動態分野(兼任)
    大阪大学 感染症総合教育研究拠点(兼任)
    鈴木 一博 

    https://note.asca-co.com/n/n91d36124c6c4


    医者は目の前の患者さんしか助けられないが、薬学研究者は世界中の患者さんを救うことができるすばらしい仕事である

    第30回講演者
    中外製薬株式会社 トランスレーショナルリサーチ本部プロジェクト推進部/Global Project Leader
    西本(垣内)綾子

    https://note.asca-co.com/n/n7dfb413d30ea


    Passion(思い)Action(行動)Meet(出会い)思いがあるから行動し、行動することで出会いが生まれる。このつながりが自分を新たなステージへと導いてくれる。Have a passion, take action, and enjoy meeting many people!

    第29回講演者
    慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授
    株式会社メタジェン代表取締役社長CEO・CGDO
    福田 真嗣

    https://note.asca-co.com/n/n5647e3187e2b


    好きな研究を続けたくて、博士課程に進学した自分に後悔はない。これからも研究を続けていけるような環境を後輩たちと共に作っていきたい。

    第28回講演者
    大阪公立大学 大学院理学研究科細胞機能学研究室
    後期博士課程2年 木山 花

    https://note.asca-co.com/n/n6112b17b020f


    評価されなかった時代もあった。けれど目の前にある実験結果を信じて研究を続けたからこそ今の自分がある。これからの日本の研究を担う力となる若者たちへ。勇気をもって新たな門をたたいてほしい。

    第27回講演者
    京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合センター 免疫ゲノム医学講座 特定准教授 茶本 健司

    https://note.asca-co.com/n/n072c02f5dee3


    研究者は社会的な生き物であり、研究はビジネスである。一人で悩むことなく、迷った時は仲間に助けを求めることも必要である。研究を楽しんでストレスのない研究生活を送ることが結果的によい研究成果へとつながる。

    第26回講演者
    大阪公立大学 大学院医学研究科 循環器内科学
    特任講師 佐野 宗一

    https://note.asca-co.com/n/n020447e0aafa


    自分が楽しいことを突き進めていってほしい。今、学生は楽しそうじゃない?どうしてだろう。それが不思議。楽しいことが見つかればきっと未来は開ける。

    第25回講演者
    北海道大学 大学院理学研究院
    教授 圦本 尚義(ゆりもと ひさよし)

    https://www.asca-co.com/blog/science/entry20221026172150.html


    夢を捨てないこと。現実的に生きること。自分が本当に大事だと思う研究はあきらめないで、人にわかりやすく見せる努力をしよう。明日もきちんといきていけるように。ピュアな思いはそのままで。

    第24回講演者
    早稲田大学理工学術院 教授(産業技術総合研究所人工知能研究センター/特定フェロー) 
    尾形 哲也

    https://www.asca-co.com/blog/science/entry20220914134023.html


    自分の研究を好きになる。興味があるからもっと研究する。発見は気付かないだけでどこにでも転がっている。Serendipity:セレンディピティ。いつもの心掛けが、想定外の発見を気付ける自分へと導いてくれる。

    第22回講演者
    九州大学 大学院薬学研究院 薬理学分野
    主幹教授 津田 誠

    https://www.asca-co.com/blog/science/entry20220510181448.html


  • 2022年AAMT年次大会が熱かった:災い転じて福をなす

    2022年AAMTの年次大会が、3年ぶり、リアル、東京駅の近くで開催された。「⽇本語を含む⾔語対における制約付き翻訳タスクの近況」というタイトルで、東北⼤学情報科学研究科の阿部⾹央莉氏の基調講演で始まった。特定の⽤語を適切に翻訳することは可能であるが、アノテーション付きデータセットの作成や、簡易的な⾃動評価指標の策定が必要であると述べ、専門用語以外の翻訳の質や、評価の難しさを挙げられていた。専門用語なのか、翻訳全体の質のバランスなのか、常にこの問題が開発の悩みどころなのだろう。
    その後、情報通信研究機構(NICT)の内山将夫氏による「NICTにおける自動『同時通訳技術』のご紹介」として、あっと驚く同時通訳のデモが衝撃的だった。会場からの質問でも出たが、もう同時通訳の仕事は無くなるのか、と不安になるほどの出來である。内山氏からは、今のニーズの代替にはならないが、通訳を頼みたいけど準備の時間や予算がない状況には対応し得る、と。通訳も翻訳と考え方は変わらない。2025年大阪。関西万博でのお披露目が待ち遠しい。

    公募セッションも興味深かった。
    特に、翻訳家、英語学習アドバイザー、講演家、作家、YouTuberという肩書を持つ堂本秋次氏の「翻訳チューリングテストの結果に見る、”機械翻訳らしさ”の正体とその軽減方法、および人間翻訳に期待されている価値について」という報告はユニークだ。550名以上の翻訳者から、良い翻訳、機械翻訳らしさなどを調査し、「人間翻訳{対して、“読みやすい、理解しやすい、語順が直感的である”といったことが期待されていると考えられる→ “人間翻訳らしい工夫“は特に期待されていない」など、翻訳者だから理解できる調査結果が面白い。
    その後の、「meta翻訳〜個人開発から最高精度へ〜」について株式会社ClassIIIの藤井隆太朗氏の話も未来を感じずにはいられない。海外の翻訳エンジンに頼るのはいかがなものか、日本からでも作って見せると開発を進めているのだと。世界2位の英日翻訳精度と世界1位の日英翻訳の制度を誇るというからただのエンジンではない。機械翻訳も勝手に成長する時代、というメッセージもとても魅力的である。

    最後のパネルディスカッションは、ポストエディット(PE)の国際規格「ISO 18587」自己適合宣言への取り組みについて。弊社を含めて二社の翻訳会社と翻訳サービスの規格である17100審査をされた日本規格協会の方が報告くださった。世界の翻訳会社と戦うために、この取り組みが重要であることが認識された。

    講演もさることながら、今回はリアルで参加できたことが何よりうれしい。
    懇親会では、久しぶりに会った業界の方々と、今どこにいるの?何しているの?などと話しながら名刺交換が飛び交い、話は止まらない。せっかくの料理も食べる暇もなく、これぞまさに懇親のための情報交換会だった。

    隅田先生が挨拶で、紅葉が終わり、南天(ナンテン)の赤がきれいであることに触れ、南天は、音が「難転」、すなわち「難を転ずる」、縁起の良い木とされ、鬼門にあたる場所に植えられ、福寿草と葉牡丹と一緒にした正月用の鉢植えにして床の間を飾る。「災い転じて福となす」、コロナ禍が転じて福が来ることを挨拶に込められていた。来年は大きな躍動の年になるに違いない。

  • 【終了しました】第27回Science Café スペルミジンの脂肪酸酸化活性機構と老化による不応答性の回復

    Science Café のご案内

    Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本の研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。

    研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。

    日  時:2023年1月17日(火)14:00~14:40(予定)
    タイトル:スペルミジンの脂肪酸酸化活性機構と老化による不応答性の回復
    演  者:茶本 健司 先生

    京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合センター 免疫ゲノム医学講座
     特定准教授

    概要

    PD-1阻害抗体を中心とするがん免疫治療は様々ながん種に適応されているが、まだ半数以上の患者は不応答性である。この不応答性には老化による免疫力の低下が関与している。生体内ポリアミンであるスペルミジンは、抗老化作用を示すが、そのメカニズムは不明点が多い。老化T細胞はスペルミジンが少なく、脂肪酸酸化を含むミトコンドリア機能が低下していた。スペルミジンは脂肪酸酸化の中心的酵素であるmitochondrial trifunctional protein(MTP)に直接結合し、CD8+キラーT細胞の脂肪酸酸化を回復させることを発見した。スペルミジンとPD-1阻害抗体を併用すると高齢マウスにおいてもMTP依存的に抗腫瘍効果が回復することを示した。これらの結果はスペルミジンによる抗老化作用機序に新たな方向性を示す。

    掲載号:Science 2022年10月28日号

    “Spermidine activates mitochondrial trifunctional protein and improves antitumor immunity in mice”
    SCIENCE 28 Oct 2022, Vol 378, Issue 6618 DOI: 10.1126/science.abj3510

    京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合センター
    https://www.ccii.med.kyoto-u.ac.jp/

    京都大学大学院医学研究科 京都大学免疫ゲノム医学
    https://www2.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/pd-1_project.html

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